【プロが解説】外壁塗装で見積もりが高くなる要因(岡山編)
2025.06.24 (Tue) 更新
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外壁塗装や屋根塗装以外にも屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え・防水工事・雨漏り修理 などをご提供しています。
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こんにちは、アドバイザーの松岡です。
この記事は私が監修いたしました。
見積りについてご覧ください!
こんにちは。
「見積もりを取ったら思った以上に高かった…」「他の会社と金額が違いすぎるけど、なぜ?」そんな疑問を感じたことはありませんか?
この記事では、岡山での実際の外壁塗装の現場の視点から、外壁塗装の見積もりが高くなる主な要因を詳しくご紹介します。
この記事を読むことで、なぜ見積金額に差が出るのか、納得できる価格の判断基準、そして損をしないためのポイントが明確になります。
外壁塗装・屋根塗装・防水工事など、戸建て住宅のリフォームを検討中の方は、ぜひ最後までお読みください。
1. 外壁塗装の見積もりが高くなる要因(岡山編)
外壁塗装の見積もり金額には、単なる「面積×単価」では語れない多くの要素が影響しています。実際、「思っていたより高い」と感じる方が多く、施工内容をきちんと理解していないまま契約を進めてしまうケースも少なくありません。
岡山エリアでは、気候や住宅密集状況、塗料の選定傾向など、地域ならではの事情も見積もり価格に影響を与える要因となっています。ここでは、一般的に見積もりが高額になりやすい代表的な要因を絞って紹介します。
適正な価格で納得のいく外壁塗装を実現するためにも、見積もりの“中身”に目を向けて判断することが重要です。
1-1. 使用する塗料のグレードが高い
外壁塗料の価格差は、塗料の「グレード」によって大きく変わります。一般的に用いられる塗料の種類としては、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機塗料などがあり、それぞれに耐用年数や機能性、価格帯に違いがあります。
たとえば、アクリル塗料はコストが安く初期費用を抑えられますが、耐用年数が短く、5〜7年程度で再塗装が必要とされます。一方、無機塗料やフッ素塗料は15〜20年と長持ちしますが、その分材料費が高く、施工費用にも大きく反映されます。
岡山のように、夏は日差しが強く、紫外線量も多い地域では、長持ちする高耐候性塗料のニーズが高まります。また、遮熱性や低汚染性、防カビ・防藻機能がある塗料も選ばれやすいため、機能性が高くなるぶん、見積額も高くなる傾向があります。
さらに、塗料には各メーカーごとに特徴があり、保証年数や実績によっても選ばれる塗料の価格が異なります。「できるだけ長く持たせたい」「メンテナンス回数を減らしたい」と考える方ほど、高グレード塗料を選ぶ傾向があり、それが見積もりのアップ要因となるのです。
1-2. 足場費用が重くのしかかる
外壁塗装に欠かせない「足場」は、安全確保のために必ず必要な設備です。高所作業を適切かつ安全に行うために設置されますが、この足場設置には一定のコストがかかります。
一般的には、戸建て住宅(2階建て・延床30〜40坪程度)で約15万〜25万円が相場とされており、施工費全体の中でも大きな割合を占める費用のひとつです。
特に岡山市の住宅街では、道幅が狭かったり隣家との距離が近かったりすることが多く、足場の搬入や組み立て作業に手間がかかる場合、追加費用が発生することがあります。また、高さや形状が特殊な建物の場合は、安全基準に基づき足場の設計が複雑化し、金額が上がる傾向も見られます。
足場は単なる「骨組み」ではなく、塗装作業全体の品質と安全性を支える基盤です。設置の手間、運搬費、人件費、養生費なども含めて計算されるため、金額だけを見ると高く感じるかもしれませんが、必要不可欠な費用として位置づけられています。
なお、外壁塗装と屋根塗装を同時に行えば、足場を共用できるためトータルコストを抑えられるケースもあります。逆に、別々のタイミングで工事を行うと、足場費用が二重にかかり、結果的に高額になることもあるため注意が必要です。
1-3. 下地補修が多く必要な場合
外壁塗装は単に色を塗るだけではなく、塗る前の「下地処理」が重要な工程となります。この下地処理にかかる作業量が多いと、見積もり金額も上がる傾向があります。
たとえば、外壁にクラック(ひび割れ)が多く入っていたり、旧塗膜が大きく剥がれていたりすると、モルタルの補修やパテ埋め、シーリングの打ち替えなどが必要になります。特に経年劣化が進んでいる築15年以上の住宅では、このような補修工程が不可欠です。
また、岡山のような気温差が大きく、湿度の高いエリアでは、外壁にカビやコケが発生している事例も多く報告されています。こうした生物汚染を除去し、再発を防ぐための薬剤処理や洗浄作業が加わると、作業工程が増え、コストにも影響します。
このような下地補修は、建物の寿命を延ばし、美しい仕上がりに繋がる大切な工程ですが、見積もりの段階では「想定以上に高い」と感じられる要因のひとつです。
2. 屋根塗装とのセットが費用に影響
外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合、一見すると「費用がかさむ」と感じられることがあります。しかし、施工全体のコスト構造を見ていくと、セットで依頼する方が結果的に割安になるケースが多いといわれています。
特に岡山市のように、夏場は紫外線が強く、梅雨時期は湿気が多い地域では、外壁と屋根の両方にダメージが出やすいため、同時施工を検討する家庭も少なくありません。施工タイミングが重なれば、共通作業の効率化や資材運搬の最適化ができるため、全体の費用対効果が高まることが報告されています。
2-1. 足場の再利用でコスト削減可能
塗装工事には「足場の設置」が必須となるため、外壁塗装と屋根塗装を別々に行うと、足場を2回設置・解体することになり、そのぶん費用がかさむことになります。
一般的には、戸建て住宅の足場設置費用は15〜25万円が相場とされており、これが2回分必要になると30万円以上になる可能性もあります。一方、同時施工であれば足場は1回設置すれば済むため、その分のコストを抑えることが可能です。
また、足場を何度も組み直すことによる近隣住民への配慮や、工事期間の延長リスクも避けられるため、精神的・時間的な負担の軽減にもつながります。こうした理由から、外壁と屋根の塗装はセットでの施工が推奨されるケースが多くあります。
2-2. セット施工で価格交渉が有利に
外壁と屋根の塗装を一括で依頼すると、施工業者側としても工程の段取りが組みやすく、資材や職人の手配も一度で済むため、全体の管理コストが下がります。このような背景から、セットでの依頼に対して割引や「パック価格」での提案を行う業者も多く存在します。
また、塗料や養生資材、洗浄機器などの準備を一度に行えるため、重複コストが抑えられ、見積もりに柔軟性が生まれやすいというメリットもあります。岡山のように塗装業者が多く競争の激しい地域では、複数の工事をまとめて発注することで価格交渉がしやすくなり、結果的に納得のいく価格で高品質な施工を受けられる可能性が高まります。
施工の合理性、価格交渉のしやすさ、品質の安定性を考慮すると、外壁と屋根をセットで行うことは費用面でも施工面でも合理的な選択肢といえるでしょう。
3. 岡山ならではの外壁劣化事情
岡山市は瀬戸内海式気候に属しており、1年を通じて比較的温暖で晴れの日が多い地域です。一見すると建物には優しい気候に思われがちですが、実際には気温差や湿気、強い紫外線、台風による突発的な風雨などが外壁にじわじわとダメージを与えており、塗膜の劣化が想像以上に早く進むケースが報告されています。
このような地域特性を無視して塗料や施工方法を選ぶと、想定よりも早く再塗装が必要となる可能性があり、結果的に費用面でも不利になることがあります。岡山エリアでの塗装工事では、こうした気候特有の影響を見越した計画と材料選びが極めて重要です。
3-1. 温暖多湿な気候で塗膜劣化が早い
岡山は年間を通して湿度が高く、特に梅雨時期には外壁が常に湿気を帯びやすい環境にあります。さらに、昼夜の寒暖差も大きく、塗膜の伸縮による劣化や微細なひび割れが発生しやすい条件がそろっています。
一般的な傾向としては、築10年前後の住宅で「チョーキング現象(白い粉が手につく状態)」や「色あせ」「微細なクラック」といった塗膜劣化の初期症状が確認されるケースが多く見られます。これらは外壁材そのものを守る機能が低下しているサインであり、早期のメンテナンスが推奨される状況です。
このような気候下では、単に見た目を整えるだけの塗装ではなく、防水性・通気性・密着性のバランスを考慮した塗料や施工が求められます。
3-2. 紫外線・雨風に強い塗料が必要
岡山は日照時間が全国的にも長く、夏場の紫外線量が特に高い地域として知られています。紫外線は外壁の塗膜を分解し、色あせや艶引けを引き起こす主要な原因とされています。
こうした環境下では、UVカット機能が強化された塗料や、遮熱・断熱性能を持つ高機能塗料を採用するケースが増えています。また、台風や突風による横殴りの雨にも対応できるよう、撥水性の高い塗料や防藻・防カビ性能のある塗料を選ぶ必要があります。
これらの高機能塗料は、一般的な塗料と比べて単価が高いため、見積もり金額にも影響します。ただし、耐久性や劣化スピードの遅さを考慮すると、長期的にはメンテナンス費用を抑えられる可能性が高いという点でコストパフォーマンスに優れている選択肢でもあります。
地域の気候を踏まえて適切な塗料を選ぶことが、外壁を長持ちさせる最大のポイントとなります。
4. まとめ
外壁塗装の見積もりが高くなる理由は、塗料のグレード、足場費用、屋根とのセット工事、そして岡山特有の気候による塗膜劣化と、さまざまな要因が重なって発生しています。
価格だけを見て選んでしまうと、数年後にまた塗り替えが必要になる場合もあるため、長期的に見た品質と信頼できる業者選びが重要です。
この記事を参考に、岡山での外壁塗装・屋根塗装に関して納得できる判断をしていただければ幸いです。
戸建て住宅の外壁塗装・屋根塗装を検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
塗人では、岡山でお客様にピッタリの塗装プランを提案しています。
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