外壁塗装と防水工事は何が違う?岡山の住宅で必要な施工とは
2025.06.23 (Mon) 更新
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外壁塗装や屋根塗装以外にも屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え・防水工事・雨漏り修理 などをご提供しています。
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こんにちは、アドバイザーの松岡です。
この記事は私が監修いたしました。
外壁塗装と防水工事の違いについてご覧ください!
こんにちは。梅雨に入りましたが晴れの日も多い岡山です。梅雨時期にはお家の防水面って気になりますよね。しかし、「外壁塗装と防水工事って何が違うの?」そう思ったことはありませんか?
外壁の塗り替えと聞くと「色が変わってキレイになる」とイメージされがちですが、実は“雨漏りを防ぐ”という大事な機能もあります。
この記事では、外壁塗装と防水工事の違い、岡山の気候と住宅に合った施工の選び方について詳しく解説します。
この記事を読めば、あなたの家に必要な施工が分かり、後悔のない選択ができるようになります。
戸建て住宅の外壁塗装、屋根塗装、外装リフォームをご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
1. 外壁塗装と防水工事の違いとは
外壁塗装と防水工事は、いずれも住宅を守るための施工ですが、その目的と施工内容には明確な違いがあります。外壁塗装は「保護と美観の維持」が主な目的であるのに対し、防水工事は「水の侵入を確実に防ぐ」ことが主眼です。どちらも一見似たような作業に見えますが、アプローチと使用する材料が異なります。それぞれの役割を正しく理解し、必要な施工を選択することが、岡山のような気候変動が激しいエリアでは特に重要です。
1-1. 外壁塗装の目的と役割
外壁塗装の最大の目的は、外壁材を紫外線や雨風から守りつつ、建物の外観を美しく保つことです。さらに、適切な塗料を使うことで、断熱性や遮熱性、防カビ性などの機能も持たせることが可能です。
岡山県は年間を通じて日照時間が長く、「晴れの国」とも呼ばれています。その一方で、強い紫外線により塗膜の劣化が進みやすく、表面の退色やチョーキング(粉吹き)が早期に見られる傾向があります。
例えば、築12年の住宅で「外壁の色がまだらになってきた」「触ると白い粉がつく」という状態が確認されたケースでは、塗膜の防水性能がすでに低下しており、塗装のやり直しが必要の可能性が高いと言えます。このまま放置すれば、外壁材に水が浸入し、下地の腐食やクラック(ひび割れ)へとつながる可能性があるかでしょう。
ある住宅では、シリコン系塗料を使用し再塗装したことで、美観が回復しつつ、10年相当の耐候性が得られました。外壁塗装は、見た目だけでなく、建物全体の寿命を延ばす大切なメンテナンスです。
1-2. 防水工事の目的と役割
防水工事の目的は、建物にとって最も重大なトラブルである「水の侵入」を完全に防ぐことです。特に、屋上、ベランダ、バルコニーなど、雨水が入り込みやすい部分に施工されます。
岡山のように、梅雨や台風による集中豪雨が年々激しさを増している地域では、防水層の劣化が進むと一気に雨漏りへとつながるリスクが高くなります。防水工事では、ウレタン防水やFRP防水、シート防水など、施工場所や建物の構造に合わせた工法を選ぶことが重要です。
全国区的データからですが、築18年の戸建てにお住まいのお客様から、「2階の天井から水がポタポタ落ちてくる」との相談を受けた際、調査の結果ベランダの防水層に複数のひび割れが見つかったケースがあります。防水層の再施工後は雨漏りが完全に止まり、安心して暮らせる住環境を取り戻していただけました。
防水工事は、外壁塗装と比べて「目に見える変化が少ない」ため軽視されがちですが、建物内部の被害を防ぐという点では非常に重要な役割を果たしています。とくに、屋根塗装や外壁塗装の際には、セットで点検・補修を検討するのがベストです。
2. 岡山の住宅に多い雨漏れの原因と気候特性
外壁塗装や防水工事は、地域の気候や風土に適した施工方法でなければ、本来の効果を十分に発揮できません。特に岡山のような独特の気候を持つ地域では、気温や湿度、降水量の変化に応じたメンテナンスが必要です。地元の特性を正しく理解することで、無駄な工事を防ぎ、劣化の早期発見にもつながります。
2-1. 岡山の気候と住宅事情
岡山県は年間を通じて晴れの日が多く、「晴れの国おかやま」としても知られています。気象庁のデータでも、日照時間が全国平均を上回ることが多く、屋根や外壁は常に強い紫外線にさらされる環境にあります。
その一方で、6月〜7月の梅雨時期や、秋口の台風シーズンには、短時間で大量の雨が降るゲリラ豪雨も増えてきています。近年の気候変動により、岡山市でも1時間に50mm以上の激しい雨が観測されることもあり、防水対策の必要性が高まっています。
また、冬は降雪こそ少ないものの、朝晩の冷え込みによる結露や温度差が、外壁材や屋根材の内部にダメージを与えやすい環境を作ります。このような温暖湿潤気候ならではの特徴から、外壁や屋根にかかる負担は意外に大きいのが実情です。
2-2. 雨漏れや不具合の原因
一般的に、多く見られる雨漏れ原因一つは、「防水層の劣化による雨漏り」と言われています。特に多いのがベランダやバルコニーの床部分からの浸水。これらの箇所は、見た目には分かりにくい小さな亀裂からでも雨水が浸入し、下階の天井や壁にシミやカビを引き起こすことがあります。
また、「塗膜の剥がれ」も非常に多い不具合の一つです。とくにシリコン塗料やアクリル塗料の劣化が進んだまま放置すると、表面がボロボロと剥がれ落ち、建物の見た目だけでなく防水性能そのものも低下します。
コーキング(目地シーリング)のひび割れや硬化も見逃せないポイントです。岡山では、昼夜の寒暖差が激しい春先や秋口に、コーキング材が急激に縮んだり伸びたりすることで亀裂が生じやすくなります。
全国区のデータによると、築15年の木造戸建てで「外壁塗装のみ」を行った後、2年以内にベランダ床の防水層が破断し、雨漏りが発生したケースがあったそうです。当時は「見た目をきれいにするだけで十分」と判断され、床面の防水チェックを省略してしまった結果です。
こうした実例からも分かるように、住宅では「塗装だけでは不十分なことがある」という認識が必要です。外壁塗装と防水工事を切り離して考えるのではなく、「建物全体のバランスを見て判断する」ことが、後悔のないリフォームにつながります。
3. 外壁塗装と防水工事、どう選ぶ?
外壁塗装と防水工事のどちらを行うべきかは、建物の劣化の症状や施工する場所によって異なります。「外壁の見た目が気になるから塗装を」「雨漏りが起きたから防水を」といった単純な判断では、根本的な解決にならない場合もあります。
適切な工事を選択するには、建物全体の状態を正しく把握することが何よりも重要です。症状や立地、築年数に応じて最適なメンテナンス方法を見極めることで、費用を抑えつつ、長く快適な暮らしを実現できます。
3-1. 施工箇所による選び方
劣化の症状が出ている場所によって、必要な工事は大きく変わります。まずはどこに、どのような症状が見られるかを確認しましょう。
たとえば、外壁全体が色あせていたり、手で触ると白い粉がつく「チョーキング現象」が出ている場合は、塗膜の防水性が落ちてきているサインです。この場合は、外壁塗装によるメンテナンスが必要となります。
一方で、屋上やベランダなど水が溜まりやすい平面部に、ひび割れ、膨れ、剥がれなどが見られる場合は、防水層が劣化している証拠です。このような箇所には、ウレタンやシートなどの防水工事を施す必要があります。
また、屋根は外壁よりも日射の影響を強く受けるため、紫外線による塗膜の劣化が早く進行します。特にスレート屋根や金属屋根の場合は、塗装によるメンテナンスが必須となります。さらに、屋根には雨水が集中するため、防水処理も同時に考える必要があります。
築20年の住宅では、「外壁の塗装は必要ないが、ベランダ防水層が完全に破断していた」ケースもあったそうです。見た目に惑わされず、症状を正確に見極めることが、正しい選択への第一歩です。
3-2. 業者選びのポイント
施工の成否は、業者選びで8割が決まるといっても過言ではありません。とくに外壁塗装と防水工事の両方に対応できる業者であれば、建物全体を一括で診断・施工してもらえるため、無駄な出費や二重工事のリスクを減らすことができます。
岡山エリアでは、地域密着型の業者が多く存在しますが、選ぶ際には以下のポイントを確認しましょう:
現地調査をしっかり行い、劣化状況を詳しく説明してくれるか
写真付きの報告書や見積もり書が明確で、内容に納得できるか
塗装・防水の両方に実績があるか(施工事例がホームページ等で公開されているか)
アフター保証や点検制度が整っているか
4. まとめ
外壁塗装と防水工事は、どちらも家を守るための大切な施工ですが、目的や効果、施工範囲に大きな違いがあります。外壁塗装は主に「美観と保護」、防水工事は「雨水の侵入を防ぐ」ために行うものです。
岡山のように日照時間が長く、紫外線による塗膜の劣化が早く進むエリアでは、定期的な外壁・屋根塗装が欠かせません。また、梅雨や台風といった局所的な豪雨にも備える必要があり、防水層の破断やひび割れなどへの対応も不可欠です。
さらに、外壁や屋根、ベランダなど、劣化の出やすい箇所を正しく把握したうえで、どの施工が本当に必要かを見極めることが、費用対効果の高いリフォームにつながります。
判断を誤ると、せっかくの塗装工事が無駄になったり、数年で再施工が必要になったりといったトラブルにつながりかねません。そのためにも、外壁塗装と防水工事、どちらにも対応できる経験豊富な専門業者に相談し、全体を診断したうえで必要な施工だけを行うことが重要です。
岡山で戸建て住宅にお住まいの皆さまにとって、今後の大切な住まいを長く快適に守るためには、「見た目」だけでなく「機能性」にも注目したメンテナンスが求められます。
弊社では、塗装・防水両面からのプロの視点でご自宅を丁寧に診断し、お客様にとって最適な施工プランをご提案しています。気になる劣化症状があれば、ぜひ一度ご相談ください。
塗人では、岡山でお客様にピッタリの塗装プランを提案しています。
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