岡山で多い外壁のコーキング劣化|打ち替えと増し打ちの違い
2025.06.26 (Thu) 更新
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こんにちは、アドバイザーの中野です。
この記事は私が監修いたしました。
コーキング劣化についてまとめました!
こんにちは。
「外壁のコーキングが割れているけど、これは打ち替え?それとも増し打ち?」「そもそも何が違うの?」と疑問を持たれたことはありませんか?
この記事では、岡山で特に多く見られる外壁のコーキング劣化について、原因や具体的な対処法、そして『打ち替え』と『増し打ち』の違いをわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、施工方法の選び方や適切なタイミングが分かり、大切な住まいを長持ちさせるための知識が得られます。
戸建て住宅の外壁塗装、屋根塗装を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
1. 岡山で多い外壁のコーキング劣化とは
岡山の戸建て住宅では、外壁材としてモルタルや窯業系サイディングが多く採用されています。これらの外壁材はパネル状に施工されることが多く、外壁材同士の継ぎ目や接合部にコーキング(シーリング)材を充填して仕上げます。このコーキングは、見た目以上に建物の防水性・耐久性にとって重要な部分であり、家の長寿命化には欠かせない存在です。
しかし、多くの方が見落としがちなのが、コーキングの耐用年数です。一般的に、新築時に使用されるコーキング材の寿命は7~10年程度とされており、年月が経過すると徐々に硬化や収縮が始まり、やがてひび割れや剥がれといった劣化現象が発生します。岡山でも「気がついたら、目地がボロボロに…」というご相談が年々増えています。
実際に、築10年を過ぎた岡山市内の住宅を点検すると、目視で明らかに分かるほどコーキングが硬化・劣化しているケースが非常に多く見られます。外壁塗装を考える際には、塗膜だけでなくコーキングの状態もあわせて確認することが非常に重要です。
1-1. コーキング(シーリング)の役割
コーキング(またはシーリング)は、建物の外壁や開口部まわりの隙間を埋めるために使用される弾力性のある充填材です。特にサイディング外壁のようにボードを貼り合わせて施工する構造では、目地部分のすき間から雨水や湿気が侵入しないように、コーキングで密閉する必要があります。
また、建物は季節や時間帯によって膨張・収縮を繰り返すため、コーキングはその動きに追従して外壁材のひび割れを防ぎ、建物の揺れを吸収する緩衝材としての役割も果たします。
しかし、コーキングは永遠にその性能を維持できるわけではありません。紫外線、雨風、気温差の影響を受けて徐々に弾力を失い、ひび割れ・剥離・肉やせといった劣化が進行します。コーキングの劣化は、建物の防水性や耐久性の低下を招くだけでなく、放置すると内部構造へのダメージにもつながる恐れがあるため、定期的な点検と適切な補修が不可欠です。
1-2. 岡山特有の気候とコーキング劣化の関係
岡山市は瀬戸内海式気候に属し、比較的温暖で年間降水量も全国平均と比べて少なめです。一見、外壁やコーキングにとっては好条件にも思えますが、実はそう単純ではありません。
まず、岡山の夏は非常に日差しが強く、南面・西面の外壁に直射日光が長時間当たり続けることで、紫外線によるコーキングの劣化が顕著に進行します。実際、紫外線はコーキング材の柔軟性を奪い、硬化と収縮を引き起こす最大の要因の一つです。
さらに、6月から7月の梅雨時期や9月頃の台風シーズンでは、一気に湿度と降水量が上昇し、すでにひび割れたコーキング部分から雨水が侵入しやすくなります。特に、南向きのバルコニー下や、風の吹き込みやすい角地の住宅では、コーキングの劣化による雨漏り被害が集中して起きる傾向があります。
このように、岡山特有の「強い日差し+湿潤な梅雨・台風」という環境が、コーキング劣化の大きな要因となっています。定期的な点検とメンテナンスこそが、大切な住まいを長く守るカギとなります。
2. コーキングの劣化サインと放置リスク
コーキングの劣化は、外壁材そのものの劣化よりも目に見えて分かりやすいサインが出やすい部分です。特にサイディング外壁に多く見られる目地部分では、ひび割れや剥がれなどが顕著に現れるため、普段の生活の中でも気づくことが可能です。
しかし、見えている劣化の裏には、建物内部に重大な被害が進行していることも少なくありません。コーキングの劣化を軽視して放置してしまうと、雨水の侵入が起こり、下地や構造材に深刻なダメージを与える恐れがあります。
住宅の耐久性を守るためには、日常的な点検と早めのメンテナンスが非常に重要です。
2-1. 劣化サインとは?(ひび割れ・剥離など)
以下のような状態が確認できたら、劣化が進んでいる証拠です:
- コーキング材にひび割れがある
- サイディングとの間に隙間ができている
- 手で触れるとボロボロ崩れる
- コーキングが硬くなって弾力がない
これらの症状は、放置しても自然に回復することはありません。むしろ短期間で急速に劣化が進行し、外壁全体に影響を及ぼす恐れがあります。
2-2. 劣化を放置した場合の影響
コーキングの劣化を放置すると、見えないところで家全体に深刻なダメージが広がっていきます。
まず第一に、目地から浸入した雨水が、外壁の裏側にある「透湿防水シート」や「構造用合板」「柱」などに到達し、これらを徐々に劣化・腐食させていきます。湿気が多い状態が続くことで、木部は腐りやすくなり、構造の強度も著しく低下します。
また、湿った木部はカビの温床となるだけでなく、シロアリの発生リスクも大きく高まります。シロアリ被害に遭えば、補修費用は一気に高額化し、場合によっては大規模な構造補修が必要になります。
さらに、壁の内部に湿気がたまり続けると、断熱性能の低下や室内の結露にもつながり、快適な住環境にも影響を及ぼします。
このように、コーキングの劣化は建物の寿命そのものを縮めてしまう恐れがあるため、少しでも違和感があれば早めの専門業者による点検が不可欠です。
3. 打ち替えと増し打ちの違い
外壁のコーキングが劣化した際の補修方法には、大きく分けて「打ち替え」と「増し打ち(増し施工)」の2種類があります。どちらの方法が適しているかは、既存のコーキング材の劣化状況や下地の状態、使用されている外壁材の種類などによって異なります。
誤った施工方法を選ぶと、せっかく補修しても数年で再びひび割れたり、剥がれたりする原因となります。長期的な住まいの保護とメンテナンス費用の最適化を考えるためにも、それぞれの工法の違いと特徴をしっかり理解しておくことが重要です。
私たちが岡山市で実際に施工する際も、まず現地調査で劣化の深度を見極め、その上で最適な施工方法を選定するようにしています。
3-1. 打ち替えとは?(メリット・注意点)
打ち替えは、古いコーキング材をすべて撤去し、新しく打ち直す方法です。外壁材の継ぎ目に隙間が生じていたり、既存のコーキングが著しく劣化している場合は、この方法が基本となります。
メリット:
- 密着性・防水性が高まる
- 施工後の耐久性が10年以上持続
- 新築同様の美観を保てる
注意点:
- 古い材を取り除く分、手間と費用がかかる
- 施工には高い技術力が求められる
3-2. 増し打ちとは?(メリット・注意点)
増し打ちは、既存のコーキングの上から新しい材を重ねる方法です。既存コーキングがまだある程度機能している場合に限定されます。
メリット:
- 工期が短く、コストを抑えられる
- 応急処置としては有効
注意点:
- 既存材との密着性に不安が残る
- 耐久性は5年程度と短め
- 隙間があれば水の侵入を完全に防げない
4. まとめ
外壁塗装を検討する際、見落としがちな「コーキング(シーリング)」ですが、実は建物の寿命や快適性を大きく左右する重要な要素です。特に岡山のような日差しが強く、梅雨や台風といった気候変化の激しい地域では、10年前後でコーキングの劣化が進行しやすくなっています。
この記事では、岡山で多く見られるコーキング劣化の実態とその原因、見逃せない劣化サイン、そして劣化を放置した場合に起こる深刻なリスクについて詳しく解説しました。また、補修方法として「打ち替え」と「増し打ち」の違いを丁寧に比較し、それぞれの特徴や適したケースについてもお伝えしました。
特に「打ち替え」は外壁塗装と同時に行うことで、防水性と美観の両方を高めることができ、長期的な住まいの保護につながります。一方で「増し打ち」は、軽微な劣化に対して費用を抑えて補修したい方に向いており、部位や状況に応じて柔軟に使い分けることが大切です。
私たちが岡山市内で施工した数多くの現場でも、コーキングの劣化を早期に見つけ、適切な施工を行ったことで、住宅の防水性能を回復し、大切な住まいを守ることができました。反対に、劣化を放置してしまったことで下地の腐食や雨漏りが発生し、塗装以上の大規模な補修が必要になったケースも少なくありません。
外壁の見た目だけでなく、「目地のコーキング」にもぜひ目を向けてください。
定期的な点検とメンテナンスで、岡山の気候にも強い、美しく長持ちする住まいを維持していきましょう。
外壁塗装や屋根塗装を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
塗人では、岡山でお客様にピッタリの塗装プランを提案しています。
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