外壁塗装の手抜き工事を見抜くポイント
2025.04.21 (Mon) 更新
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こんにちは、アドバイザーの税所です。
この記事は私が監修いたしました。
手抜き工事についてまとめました!
こんにちは。
岡山を中心に戸建て住宅の外壁塗装や屋根塗装、屋根工事、防水工事を手がけるプロが、今回は少しセンシティブな「手抜き工事」について詳しくお話しします。インターネットで「外壁塗装 手抜き工事」や「外壁塗装 見抜くポイント」などと検索されたあなた。もしかすると、実際に見積もりや工事が進む中で「これって大丈夫?」と不安になった経験があるのではないでしょうか?この記事では、外壁塗装の手抜き工事を見抜く具体的なチェックポイントを詳しく解説します。この記事を読むことで、悪徳業者の手口や手抜き工事の兆候、信頼できる業者の見極め方などが明確に分かるようになります。「これから外壁塗装や屋根塗装を検討している」「岡山で信頼できる塗装会社を探している」「家族が安心して暮らせる住まいにしたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
1. 外壁塗装における手抜き工事とは?
外壁塗装における「手抜き工事」とは、業者が契約内容に沿わない工程や材料を省略したり、本来必要な施工品質を確保せずに作業を進めたりする行為を指します。手抜き工事は一見ではわかりづらく、工事直後は綺麗に見えても、数ヶ月から数年後に不具合が発覚することが多くあります。
本来、外壁塗装は「下地処理→下塗り→中塗り→上塗り」という工程を経て初めて、塗料の性能が発揮されるものです。しかし、目に見えにくい工程を省略された場合、耐久性や防水性、遮熱性といった塗装の持つ機能が大きく損なわれます。特に岡山のように、季節ごとの寒暖差や湿度が大きい地域では、丁寧な施工を行うことが非常に重要です。
お客様から「塗装して2年で剥がれてきた」「コーキングがボロボロになって雨漏りした」といったご相談が寄せらることがあるそうです。調査してみると、やはり下地処理が不十分だったり、安価な塗料を使用されていたりと、典型的な手抜き工事の跡が見られるケースがあります。こうした事例を防ぐためには、施工内容のチェックポイントを事前に知っておくことが非常に重要です。次に、なぜ手抜き工事が発生してしまうのか、その背景について詳しく見ていきます。
1-1. 手抜き工事が発生する背景
● 原価・人件費の圧縮
外壁塗装は、足場設置・高圧洗浄・下地処理・養生・塗装(下塗り・中塗り・上塗り)・仕上げと、多くの工程が必要な作業です。しかし、激安価格で契約を結んだ業者の中には、原価を抑えるために必要な工程を削減したり、塗料の使用量を減らしたりする場合があります。
また、経験の浅いアルバイトや未熟な職人に作業を任せることもあります。
● 工期の短縮・スケジュール過密
職人のスケジュールが詰まりすぎていると、1件あたりの作業時間が短くなり、「とりあえず見た目だけ整える」施工になりがちです。
中には、1日で終わるはずのない工程を「乾燥時間を守らず連続して塗る」などの手抜きで強引に仕上げるケースもあります。
● 素人目にわかりにくいからこそ
外壁塗装は一般の方にとって専門性が高く、どのように施工されているかを詳細にチェックするのが難しい分野です。だからこそ、悪質な業者は「バレないだろう」という前提で手抜きをすることがあります。
信頼できる業者は、工程ごとに写真を撮って説明してくれたり、作業の透明性を確保してくれる点が大きな違いです。
1-2. 手抜き工事による被害例
● 数年で塗装が剥がれる・色あせる
正しい工程で塗装されていない場合、塗膜の耐久性が著しく低下し、2~3年でチョーキング現象(粉を吹いたような状態)が起きたり、塗膜がめくれてしまうことがあります。これは主に下塗りの不備や、塗料の乾燥時間を守らなかったことが原因です。
● 雨漏りやひび割れが再発・悪化
クラック(ひび割れ)処理をせずに塗装したり、防水処理をせずに上塗りをする手抜き工事は、雨水の侵入を防げません。その結果、建物内部への浸水や構造材の劣化につながり、塗装どころか大掛かりな修繕工事が必要になるリスクも。
● 塗料の耐用年数よりも大幅に早く再塗装が必要に
本来10年程度もつはずの高耐候塗料でも、適正な塗布量や希釈率を守らない施工がされていれば、数年でその効果を失ってしまいます。「高耐久塗料を使ったから安心」と思っていたのに、期待通りの性能が得られなかったというトラブルが多発しています。
● 結露や断熱性能の低下
断熱塗料や遮熱塗料の塗布が不十分だった場合、夏は室内温度が上がりやすく、冬は壁が冷えて結露が発生しやすくなるなど、快適性が低下します。こういった機能性塗料の性能は、塗布量や厚みによって左右されるため、施工不良の影響が大きいです。
2. 外壁塗装の手抜き工事を見抜く5つのチェックポイント
外壁塗装は「塗るだけ」の作業ではありません。実は塗る前の下準備こそが最も重要で、仕上がりや耐久性に大きく影響します。
ここでは、特に注意したい5つのポイントの中から、代表的な2つを詳しく解説します。
2-1. 高圧洗浄がされていない・雑
■ なぜ高圧洗浄が重要なのか?
外壁には、日々の雨風や排気ガス、ホコリ、苔、カビなどの汚れが蓄積しています。
これらが残ったまま塗料を塗ると、塗膜がしっかりと密着せず、数年以内に「剥がれ」「膨れ」「色ムラ」などのトラブルを引き起こします。
高圧洗浄は、塗装を長持ちさせるための“基礎工事”とも言える重要な工程です。
■ 手抜きのサイン
作業時間が異常に短い(通常は半日~1日程度かかる)
苔やカビが落ちきっていない状態で塗装が始まる
洗浄中の写真が提出されない、または水道を使った形跡がない
洗浄音が全く聞こえない(150kgf/㎠以上の圧力が必要で、相応の音がします)
■ 見抜くためのポイント
優良業者は、洗浄前後の写真を必ず記録しており、施主様にも見せてくれます。
「今日はどんな作業ですか?」「洗浄はどのくらい時間かかりますか?」などと確認すると、誠実な業者ほど具体的に説明してくれます。
反対に、「大丈夫ですから」「うちのやり方でやってますから」と曖昧な返答をする場合は注意が必要です。
2-2. 下塗りが省略されている
■ 下塗りの役割
下塗り(プライマーやシーラー)は、「素地(外壁材)」と「塗料」の密着を高める重要な接着剤のような役割を果たします。
この工程を省くと、どれだけ高性能な上塗り塗料を使っても、数年で塗膜が浮いたり、剥がれたりしてしまいます。
また、下塗り材は、外壁の吸い込みを防ぎ、色ムラを防ぐ役割もあります。
■ 手抜きのサイン
「下塗り不要の塗料を使っている」と説明される(※そんな塗料はほとんどありません)
工事期間が明らかに短すぎる(※下塗り・中塗り・上塗りの3工程に、それぞれ乾燥時間が必要です)
下塗りの色が見られない(透明な場合もあるが、白やグレーの場合も多く確認しやすい)
■ 見抜くためのポイント
信頼できる業者は、下塗り材の製品名やメーカー、仕様書(塗布量・乾燥時間など)を明示してくれます。
また、工事中の「中間報告書」や「工程写真」で、きちんと下塗りが行われたことを確認できます。
「今日は下塗りの工程ですか?」と質問してみるのも有効で、職人の対応が丁寧かどうかで信頼性がわかることもあります。
2-3. 規定の塗布回数を守っていない
■ 塗装は“3回塗り”が基本!
一般的な外壁塗装では、「下塗り → 中塗り → 上塗り」の3回塗りが基本です。これは塗料メーカーの仕様にも明記されている大前提であり、塗料の性能を最大限に発揮させるために不可欠な工程です。
ところが悪質な業者は、工程を省略して「2回塗り」「1回塗り」だけで済ませることがあります。これにより工期短縮・材料費削減ができるため、コストダウンを理由にした手抜きが発生するのです。
■ 手抜きのサイン
工程写真が極端に少ない(例:下塗り後と仕上がり後しかない)
工事期間が極端に短い(例:3〜4日で全行程終了)
「上塗りと中塗りは同じ色なので、2回目を省いても大丈夫」といった誤った説明がある
■ 見抜くためのポイント
信頼できる業者は、使用塗料ごとの仕様書を提示し、「規定通り3回塗りを行います」と事前に説明してくれます。
また、工程ごとの塗り回数・塗布量・乾燥時間を記録した施工報告書や写真で確認可能です。
特に「中塗り」と「上塗り」の色をあえて変えて施工する「色分け塗装」を導入する業者もおり、これにより未施工の発見がしやすくなります。
2-4. 養生(ようじょう)が雑・されていない
■ 養生とは?
養生とは、塗装しない部分(窓・玄関・植栽・エアコン室外機・車など)を、ビニールやマスカーなどで丁寧に保護する作業のことです。
これが雑だと、仕上がりにムラが出るだけでなく、塗料の飛散によるトラブルも起きやすくなります。
■ 手抜きのサイン
養生が波打っている、テープがはがれている
塗装後に窓や床に塗料の飛び散りがある
近隣の車や建物への配慮が見られない(※近隣トラブルの原因になります)
養生をしたまま数日間放置し、テープ跡が残っている
■ 見抜くためのポイント
優良業者は、養生の前後も写真に残してくれるほか、作業前に近隣の車両や建物への説明・対応も丁寧です。
また、塗装が終わると速やかに養生を外し、サッシ周りや土間もきれいに掃除してくれます。
現場を見に行った際、「窓が全部覆われていない」「玄関前の養生が雑」などがあれば、注意が必要です。
2-5. 塗りムラや塗り残しがある
■ 塗りムラや塗り残しは仕上がりだけでなく耐久性にも影響
見た目の美しさはもちろんですが、「均一に塗られていない部分」は塗膜が薄く、劣化しやすいという致命的な欠点があります。
特に、日の当たらない北面や雨樋の裏、換気フードの周り、サッシの隅などは、手抜きが起きやすい箇所です。
■ 手抜きのサイン
近くで見ると塗りムラ(色の濃淡・凹凸)がある
隅の部分が塗られていない、刷毛が入っていない
雨樋の裏や軒天の塗りが雑
外壁のつなぎ目(シーリング)部分の仕上げが荒い
■ 見抜くためのポイント
完了検査の際に、全体を日中の明るい時間にチェックすることが大切です。
遠くからでは気づきにくいため、できれば脚立などを使い、近づいて角度を変えてチェックすると、塗り残しやムラを発見しやすくなります。
また、優良業者は完了報告書で「全体の確認写真」や「補修した箇所」なども共有してくれるため、工程の透明性が高く、安心して任せることができます。
3. 信頼できる外壁塗装業者の特徴
外壁塗装のトラブルを避けるためには、「契約前の見極め」が何よりも大切です。ここでは、信頼できる業者に共通する特徴を具体的にご紹介します。
3-1. 写真付きの報告書・工程報告を提出してくれる
■ 工事の“見える化”が信用につながる
外壁塗装は「完成してしまえば中身が分かりにくい工事」であるため、写真付きで細かく報告してくれる業者は非常に信頼度が高いです。
特に以下のような報告がある業者は誠実な姿勢が見て取れます。
■ 写真付き報告の内容例
高圧洗浄前・後の状態
下塗り・中塗り・上塗りのそれぞれの塗布状況
養生の様子や完了後の清掃状態
補修を行った箇所のビフォーアフター
これらの写真を時系列でまとめた「施工報告書」や、工事中に随時共有される「LINEやメールでの進捗報告」があると、施主としても安心して任せることができます。
■ 手抜き業者は工程を隠したがる
逆に、写真を撮らず口頭説明だけで済ませる、あるいは「撮影禁止」「記録が残らない」ような対応をする業者は、作業内容に自信がないか、不正を隠したい意図があると考えたほうがよいでしょう。
3-2. 岡山で実績のある会社を選ぶ
■ 地域密着型=安心の理由
地元・岡山で長年活動している業者は、地元のお客様の信頼を失わないよう、丁寧な施工と誠実な対応を重視する傾向があります。
万が一のトラブルがあってもすぐに駆けつけてくれる距離感も、安心材料の一つです。
■ 岡山での実績がある業者のチェックポイント
岡山市内に店舗や営業所がある
ホームページに施工事例が多数掲載されている(地域名が明記されているとベター)
「外壁塗装 岡山」での口コミ評価が高い(Google、エキテンなど)
地元密着のチラシやポスティングを長年継続している
岡山市のリフォーム助成金制度に詳しい、もしくは申請代行してくれる
■ 地元で実績がない“突然の訪問業者”には注意
「モニター価格で今なら安くなりますよ」「近くで工事してるのでついでに見ましょうか」などの訪問営業をしてくる業者には特に注意が必要です。
実績がないのに急に営業してくる会社は、他県や別の地域で悪評が立ちにくく、責任の所在も曖昧になりがちです。
契約を急がせるような場合は一度持ち帰り、必ず他の業者と比較検討しましょう。
4. まとめ
外壁塗装は、住まいの美観を保つだけでなく、防水性・耐久性といった建物の寿命に直結する重要な工事です。
しかし残念ながら、一部の業者による手抜き工事や不正施工が後を絶たないのも現実。
今回ご紹介したように、
高圧洗浄の質
下塗りや乾燥時間の有無
養生や仕上がりの丁寧さ
などをチェックすることで、ある程度は工事の質を見抜くことができます。
また、写真付きの報告や岡山での実績がある業者を選ぶことも、安心して任せるうえで非常に重要なポイントです。契約前に見積もりの内容をしっかり確認し、少しでも不安な点があれば質問や相談をためらわないことが、トラブル回避への第一歩となります。外壁塗装は、決して安い買い物ではありません。だからこそ、価格だけで業者を選ばず、信頼・技術・実績のある会社に依頼することが大切です。
外壁塗装を岡山で検討される方々にとって、この記事が信頼ある情報源となれば幸いです。
塗人では、岡山でお客様にピッタリの塗装プランを提案しています。
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