現場ブログ 塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします！

こんにちは、アドバイザーの松岡です。

この記事は私が監修いたしました。

ネイビーの外壁についてまとめました！

 

 

こんにちは！今回は【外壁の色選び】シリーズのネイビー編をお届けします。築10年を過ぎると、多くの住宅で外壁の色あせやくすみが目立ち始めます。特に日当たりのよい面では、紫外線の影響によって塗膜が劣化し、見た目に古さが出てきてしまうことも。そんな中、美観を長く保てる色として人気なのが「ネイビー」です。今回は、ネイビー外壁の特徴やメリット・デメリット、相性の良い色合わせ、岡山市での施工事例を詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

1. ネイビーの外壁の特徴と心理効果

ネイビーは、深みと上品さを併せ持つ人気の外壁カラーです。外観に使用することで、重厚感や洗練された雰囲気を演出できるだけでなく、周囲の景観にも自然に馴染む柔軟性があります。派手すぎず地味すぎない絶妙なバランスがあり、和洋問わずどんな建物とも相性が良いのが特徴です。また、時間帯や天候によって見え方が変化するのもネイビーの魅力のひとつ。朝日や夕日を浴びたときの表情、曇りの日の落ち着いた質感など、1日の中でもさまざまな顔を見せてくれる色です。

1-1. ネイビーが与える印象

ネイビーは視覚的に「落ち着き」や「信頼感」を与える色です。ビジネススーツや制服に多く使われるのも、知的で誠実な印象を与えるためであり、外壁に採用することで住宅にも同じような効果が期待できます。また、都会的・洗練された印象もあり、シンプルでありながら存在感のある住まいに仕上がります。さらに、光の当たり方によっては深いブルーにも見えるため、単調にならず飽きのこない美しさを保つことができます。落ち着いた雰囲気を保ちながらも、外観全体に引き締まった印象を与えることができます。

1-2. 心理的な落ち着きと高級感

ネイビーは自然界の「夜空」「海」「深い森の陰影」などを想起させ、見る人に静けさや安心感、包み込まれるような穏やかさを与えます。住宅においては、こうした心理的効果により、帰宅したときにホッとできる安心感のある外観を作り出すことが可能です。また、濃色であるネイビーは、白や淡色よりも高級感や重厚感が出やすく、住まいをワンランク上に見せる視覚効果も持ち合わせています。近隣の住宅と差別化を図りたい方や、デザイン性を重視する方にとっても、ネイビーは非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

2. ネイビー外壁のメリット・デメリット

ネイビー外壁は、その美しさだけでなく、実用性にも優れた色の一つです。深みのある色合いは、どっしりとした落ち着きや洗練された雰囲気を演出できる一方で、選ぶ際には周囲との調和やメンテナンスの視点も考慮が必要です。ここでは、ネイビー外壁の代表的なメリットと注意点について詳しく見ていきましょう。

2-1. ネイビーのメリット

• 重厚感とモダンさがあり、住宅を引き締める
• 砂埃・雨だれなどの汚れが目立ちにくい
• 木目調・ホワイト系とも相性抜群

ネイビーは外壁カラーの中でも落ち着きとモダンさを兼ね備えた色で、住まいに上品な印象を与えてくれます。深みのあるネイビーを使うことで、家全体が引き締まり、重厚感のある外観に仕上がります。近年では、シンプルで洗練されたデザインを好む方に特に人気があり、街並みに調和しながらも個性を演出できる色として注目されています。

また、ネイビーは中間から濃い色に分類されるため、砂埃や雨だれなどの汚れが目立ちにくいというメリットもあります。淡い色だと汚れが気になるという方には、メンテナンスの負担が少ないネイビーはおすすめの選択肢です。

さらに、ネイビーは組み合わせる素材や色によって印象を変えられるのも魅力です。たとえば、木目調の玄関ドアやフェンスと合わせるとナチュラルな温かみが生まれ、ホワイトのサッシや軒天と組み合わせれば爽やかで都会的な雰囲気になります。デザインの幅が広く、さまざまな住宅スタイルに対応できるのがネイビー外壁の大きな強みです。

2-2. ネイビーのデメリットと注意点

• 紫外線による色あせが目立ちやすい（→フッ素・無機塗料で対策）
• 濃色なので、熱を吸収しやすくなる（→遮熱塗料を選定）
• 近隣住宅が明るめだと浮いてしまう可能性も

ネイビーの外壁は魅力的ですが、注意しておきたい点もいくつかあります。まず、紫外線による色あせが比較的目立ちやすいという点です。濃い色は日光の影響を受けやすく、時間が経つと色が薄れてきたり、チョーキング現象（粉吹き）などが発生することがあります。これを防ぐには、耐候性の高いフッ素塗料や無機塗料など、長持ちする塗料を選ぶのがおすすめです。

次に、ネイビーは濃色のため、太陽光を吸収しやすく外壁が熱を持ちやすくなります。特に夏場は、外壁の表面温度が上がることで室内にも熱が伝わりやすくなる場合があります。そういったリスクを軽減するために、遮熱機能のある塗料を選定すると、快適性と省エネ効果の両方が期待できます。

さらに、近隣住宅がアイボリーやベージュなどの明るめの色で統一されている場合、ネイビーの外壁が周囲から浮いて見えることもあります。色選びはご自身の好みだけでなく、街並みや近隣とのバランスを見ながら検討することが大切です。シミュレーションや過去の施工事例を参考にして、しっくりくるカラーコーディネートを目指しましょう。

3. ネイビーと相性の良い色合わせ

ネイビー外壁はそれ単体でも洗練された印象を与えますが、配色の工夫によってさらに魅力を引き出すことができます。屋根やサッシ、雨樋、玄関ドア、ベランダの手すりなど、住宅全体のカラーバランスを意識することで、外観の統一感やおしゃれ度が大きく変わってきます。ネイビーは「中間色〜濃色」に位置するため、組み合わせる色によって「重厚」「爽やか」「ナチュラル」など、多彩な雰囲気を演出できます。

3-1. 屋根やサッシとの相性

ネイビーはベースが暗めの色なので、屋根やサッシとの色合わせ次第で家全体の印象が大きく変わります。以下に、代表的な組み合わせとその効果を紹介します。

• ブラック：ネイビーと黒を組み合わせることで、住宅全体に統一感が生まれ、引き締まった重厚感ある印象に。スタイリッシュで都会的な仕上がりを好む方におすすめです。特にモダンなデザインとの相性が抜群です。

• ホワイト：サッシや破風、軒天などを白にすると、ネイビーとのコントラストが映え、清潔感と爽やかさを演出できます。白が光を受けて外壁を明るく見せる効果もあり、重くなりがちなネイビーを程よく中和します。

• グレー：主張しすぎず、安定感のある色味です。グレーの屋根やサッシと合わせることで、落ち着いた雰囲気の中にも上品さを感じさせる配色になります。周囲との調和を大切にしたい方にも最適です。

このように、ネイビーを引き立てる色を選ぶことで、住宅の印象を「おしゃれ」「落ち着き」「高級感」と、自在にコントロールできます

3-2. トーンを意識した色使い

ネイビー外壁はその濃さゆえに「重い印象」に偏ることもありますが、そこに明るいトーンのアクセントカラーを加えることでバランスがとれ、より洗練された外観へと仕上がります。

たとえば：

• 木目調の玄関ドアやベランダ手すりを取り入れると、ネイビーの冷たさを中和し、ナチュラルで温かみのある印象に。

• ベージュ系の付帯部や門塀は、柔らかさと上品さをプラス。全体のトーンを落ち着かせながら、明暗のコントラストを生み出します。

• **アイボリーやクリーム色の窓枠や庇（ひさし）**などは、明るさと親しみやすさを演出でき、小さなお子様がいるご家庭や来客の多い家にもおすすめです。

また、同じネイビーでも「青寄りのネイビー」「グレーネイビー」など色味によっても合うトーンは変わりますので、色見本やカラーシミュレーションで事前に確認することが大切です。

4. 岡山市での施工事例

実際に岡山市で施工したネイビー外壁の実例をご紹介します。

4-1. カラーチェンジで爽やかなイメージのO様邸（岡山市北区）

もともとグリーン系だった外壁をネイビーにチェンジ！フェンスや窓の白とのコントラストが爽やかな印象。青空に映えるとても素敵な外観です。

4-2.洗練されたイメージのM様邸（岡山市中区）

スタイリッシュかつナチュラルな印象。ベージュ系とも相性がよく上品で洗練されたイメージです。

5. まとめ

ネイビーの外壁は、ただ「おしゃれ」なだけではなく、美観の維持・住まいの印象アップ・心理的な安心感など、さまざまな価値をもたらしてくれます。築10年を過ぎて「なんとなく家が古びて見える」と感じる方にとって、ネイビーはくすみをカバーし、住まいを引き締めてくれる頼れるカラーです。

ただし、紫外線による色あせや熱吸収のしやすさといった注意点もあるため、塗料選びや配色バランス、近隣環境との調和も踏まえて検討することが大切です。

外壁のカラーでお悩み中の方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください！