外壁の防水力、大丈夫?岡山の梅雨前チェックポイント
2025.06.06 (Fri) 更新
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外壁塗装や屋根塗装以外にも屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え・防水工事・雨漏り修理 などをご提供しています。
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こんにちは、アドバイザーの中野です。
この記事は私が監修いたしました。
気になる外壁の防水力についてまとめました!
こんにちは。6月に入り岡山でもジメジメした梅雨の時期がもうすぐそこ!この季節、外壁や屋根の「防水力」が弱っていると、雨漏りや建物の劣化につながる恐れがあります。
「外壁塗装をしたばかりだけど、防水性は大丈夫?」「梅雨前にチェックするべきポイントは何?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、梅雨入り前に外壁塗装の防水力をチェックするためのポイントをご紹介します。
私たちが岡山で実際に施工を行ってきた経験も交え、戸建て住宅の外壁や屋根の塗装を検討中の方に役立つ情報をまとめました。
この記事を読むと、防水性の確認方法、劣化の兆候、防水性能を保つための対策が分かります。
岡山市周辺で戸建て住宅の外壁塗装・屋根塗装をお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。
1. 外壁塗装の防水力が重要な理由
外壁塗装において最も大切な役割のひとつが「防水力の確保」です。見た目を美しく保つだけではなく、建物の内部に雨水や湿気が入り込むのを防ぐ“壁の傘”としての働きを担っています。とくに梅雨時期には長時間の降雨や湿度の上昇によって、経年劣化した塗膜部分から雨水が建物内部に浸透しやすくなります。
実際に、築10年以上経過した住宅では、外壁の表面に目立つひび割れ(クラック)やチョーキング現象が発生し、防水力が著しく低下しているケースが多く見られます。これらを放置してしまうと、外壁内部の構造材が湿気を含み、木材の腐食やカビの発生、シロアリ被害など、見えない部分で大きなトラブルに発展してしまいます。
また、岡山市のような瀬戸内気候に属する地域では、一年を通して湿度と乾燥が交互に訪れるため、外壁塗膜の劣化が進みやすい傾向にあります。塗装の防水性が失われると、住宅の寿命そのものを縮めてしまうことに直結するのです。
私たち外装リフォーム業者としても、「見た目はきれいなのに、実は塗膜の下から水が回っていた」という現場に何度も立ち会ってきました。そうなる前に、しっかりと塗膜の防水性能を意識した外壁塗装を行うことが、住宅の長寿命化に不可欠なのです。
1-1. 岡山の梅雨事情と住宅被害
岡山の梅雨入りは例年6月初旬、梅雨明けは7月中旬ごろとされています。この約1ヶ月半のあいだ、連日のように降る雨と80〜90%に達する高湿度が、住宅の外装に大きなダメージを与えます。特に注意が必要なのは、築年数が10年を超えている住宅です。この時期になると、過去に塗装された塗膜が徐々に劣化しており、ヘアクラック(細かなひび割れ)やチョーキング(粉化現象)が起こっているケースが多く見られます。
これらの症状は、外壁塗装の防水力が低下しているサインです。雨水がクラックから浸入し、下地まで到達すると、断熱材や構造材が湿気を吸収してしまい、内壁のカビ・クロスの剥がれ・雨漏りの発生など、室内にまで影響が及ぶ可能性があります。
梅雨前に外壁塗装の状態を点検し、防水力を回復させておくことが、岡山のような湿潤地域では不可欠な備えとなるのです。
1-2. 外壁塗装の防水機能とは?
外壁塗装における「防水機能」とは、建物の表面に塗膜を形成し、雨水・湿気・汚れなどの侵入を遮断する性能を指します。この塗膜は、単なる色付けではなく、建物の耐久性を支える“バリア”としての役割を果たしています。
塗料にはさまざまな種類がありますが、防水力が高く、長期間効果を維持できる代表的な塗料としては以下のようなものがあります。
シリコン塗料:耐久年数約10〜15年。コストと性能のバランスが良く、現在の主流。
フッ素塗料:耐久年数約15〜20年。防水性・耐紫外線性ともに優れており、高層ビルにも使用される。
無機塗料:耐久年数約20年以上。雨・風・紫外線に極めて強く、最も高性能な塗料の一つ。
ただし、どれほど優れた塗料を使用しても、施工の工程管理が不十分であったり、塗膜の厚みが均一でなかったりすると、本来の防水性能を発揮できません。
たとえば、下塗り・中塗り・上塗りの3工程を省略せず、適正な乾燥時間を守ること。そして、外壁の素材や劣化状態に合った塗料選びをすることも重要です。
現場では「3回塗っても、乾燥時間を守っていなければ意味がない」という基本中の基本を守らない業者もいます。見積もりだけではわからない“正しい工程”が、防水性能の持続に直結しているのです。
2. 梅雨前にチェックすべき外壁の劣化ポイント
梅雨の時期は、外壁にとって最も過酷な季節です。この時期に入る前に、自宅の外壁を目視や手触りで点検しておくことで、雨漏りや内部腐食といった深刻な被害を未然に防ぐことができます。
特に築10年以上が経過している住宅では、外壁塗装の防水機能が徐々に弱まり、劣化の兆候が外からも確認できるようになってきます。以下の2つのポイントは、「外壁塗装のメンテナンス時期が近づいている」サインとして、ぜひ注意深く確認していただきたい項目です。
2-1. チョーキング現象(白い粉)
これは「チョーキング(白亜化現象)」と呼ばれる現象で、塗膜に含まれる顔料が、紫外線や雨風の影響で劣化し、表面に浮き出てきた状態を指します。
チョーキングが起きているということは、すでに塗膜が保護機能を失いつつある証拠です。つまり、本来の防水性・耐候性が大幅に低下していると考えてよいでしょう。
この現象は、シリコン塗料やウレタン塗料など、比較的一般的に使われる塗料で特に起こりやすく、築7〜10年程度が経過すると発生するケースが増えてきます。
チョーキングの確認方法は簡単です。以下のように実施してみましょう:
晴れた日に外壁を手でこすってみる(雨の日は不可)
白っぽい粉が手につくかをチェック
粉の量が多ければ多いほど、劣化が進行している可能性が高い
見た目にはまだきれいに見える外壁でも、チョーキングが確認できた場合は、塗膜の機能が内部的に劣化しているサインです。防水性を回復させるためにも、早めの再塗装を検討しましょう。
2-2. ヒビ割れ・クラックの確認
外壁の表面に「細かなひび割れ(クラック)」が入っていないかも、重要なチェックポイントです。
特に注意すべきは、0.3mm以上の幅のクラックで、これを「構造クラック」と呼びます。このレベルになると、ひび割れから直接雨水が浸入し、内部構造材や断熱材にまで湿気が入り込むリスクがあります。
モルタル壁やALC(軽量気泡コンクリート)パネルの外壁では、クラックが起こりやすい傾向にあります。乾燥・湿気・寒暖差による収縮と膨張の繰り返しで、徐々に表面が割れてくるのです。
よくあるクラックの種類は以下の通りです:
ヘアクラック(0.3mm未満):表面塗膜だけが割れている状態で、すぐに水が浸入するわけではありませんが、経年とともに拡大する可能性があります。
構造クラック(0.3mm以上):塗膜だけでなく、下地にまで達している可能性があり、雨水が直接壁内部に侵入します。
チェック方法としては:
壁の目視点検を行う(特に窓周りやサッシの角)
縦方向・横方向に走るひび割れの有無を確認
スマホで写真を撮り、後で比較・記録するのもおすすめ
クラックを放置していると、雨漏りだけでなく、壁材の浮き・剥がれ・カビの発生・断熱性の低下など、多くの二次被害を引き起こします。ひび割れを見つけたら、早めにプロの診断を依頼し、必要に応じて補修や再塗装を行いましょう。
3. 屋根や雨樋のチェックも忘れずに
外壁と同じように、屋根や雨樋も住宅の防水性能を支える「要」となる存在です。特に梅雨時期は、集中的に降る雨を効率よく排水し、建物内部に水を侵入させない仕組みが機能しているかどうかが非常に重要になります。
屋根や雨樋が適切にメンテナンスされていないと、せっかくの外壁塗装による防水機能も台無しになってしまう可能性があります。外壁塗装を検討している場合は、屋根や雨樋の状態も一緒に点検・補修することで、住まい全体の防水性を総合的に向上させることができます。
また、外壁塗装と屋根塗装を同時に行うことで、足場の設置費用を一度で済ませられるという大きなメリットもあります。無駄な出費を防ぎつつ、建物全体を効率よく守るためには、「セット施工」がとても効果的なのです。
3-1. 雨樋の詰まりや外れ
雨樋(あまどい)は、屋根に降った雨水を効率的に地上へ排水するための装置です。もし雨樋が詰まったり破損していたりすると、雨水が適切に排水されず、屋根から伝って外壁に垂れてしまい、外壁の塗膜や下地を傷める直接的な原因となります。
とくに多いトラブルが以下の2つです:
■ 落ち葉やゴミの詰まり
秋冬に落ちた葉や風で飛んできたゴミが雨樋に溜まり、排水機能を妨げます。水が溢れることで、軒天や外壁への雨だれ汚れやシミ、さらには漏水被害につながるリスクがあります。特に周囲に木々がある家では要注意です。
■ 雨樋の金具の劣化や脱落
金具のサビや固定力の低下によって、雨樋が外れたり傾いたりすると、雨水の流れが不安定になります。こうなると、排水機能がほとんど機能せず、屋根からの雨水が直接外壁に打ち付けられ、防水塗膜を一気に劣化させる原因となります。
雨樋の点検ポイント:
雨が降った日に、雨樋の途中から水があふれていないか
雨樋が歪んでいないか
接続部分が外れていたり、傾いていたりしないか
目視や音、排水状況から異常がないかを事前に確認し、必要であれば清掃や補修を行いましょう。
3-2. 屋根材のズレや浮き
屋根は建物全体の中でもっとも雨風の影響を直接受ける箇所です。そのため、経年劣化や強風によって屋根材がズレたり、浮いたりすることがよくあります。
このような状態を放置していると、隙間から雨水が侵入して野地板や下地が腐食し、雨漏りの原因になります。特に梅雨や台風シーズンの前には、必ず点検しておきたい重要ポイントです。
屋根材の劣化で特に注意すべき項目は以下のとおりです:
瓦のズレや割れ:一見問題なさそうに見えても、風や地震の影響でズレが生じている場合があります。ズレた部分から雨が吹き込む危険性が高まります。
スレートやカラーベストの浮き:固定力が落ちてくると、屋根材が風でめくれるように浮いてしまい、雨水が下地に直接当たるようになります。
板金部分のサビや浮き:特に棟板金(屋根のてっぺん部分)は風の影響を受けやすく、釘が浮いたり、板金がめくれたりするとそこからの浸水が発生します。
屋根点検は危険を伴うため、無理なセルフチェックは禁物です。双眼鏡やスマートフォンのズーム機能で、地上から屋根の様子を観察するのも一つの方法ですが、少しでも「不安な箇所がある」と感じたら、専門業者による点検を依頼するのが最も確実で安全です。
4. まとめ
梅雨は、住まいにとって「試練の季節」です。雨が多く、湿度が高くなるこの時期は、外壁・屋根・雨樋の防水性能がしっかり機能しているかどうかが問われます。
外壁にチョーキングやひび割れがあれば、それは塗膜の劣化による防水性の低下のサイン。また、雨樋の詰まりや屋根材の浮きなども、見逃すと雨漏りや内部腐食につながりかねません。
梅雨前の点検・メンテナンスを怠ると、次のようなリスクが高まります:
雨水が建物内部に侵入し、木材や断熱材の腐食・カビの原因に
外壁や屋根材の劣化が進行し、将来的な修繕費が大幅に増加
雨漏りによって、内装や家財に被害が及ぶ可能性も
しかし、これらのトラブルは事前の点検と早めの対処で十分に防げます。
特に、外壁塗装と屋根塗装を同時に行えば、足場代が1回分で済むためコストパフォーマンスも抜群。見た目の美しさだけでなく、機能面でも安心して暮らせる住まいづくりが可能になります。
「少しでも気になる…」と感じたら、早めにご相談を!
小さな劣化サインでも、放置すれば大きなダメージに発展する可能性があります。定期的なセルフチェックはもちろん、プロによる点検を受けることで、見えない部分の不具合も発見できることがあります。
私たちは、岡山で多数の外壁塗装・屋根工事を手掛けてきた外装リフォームの専門店です。
梅雨前の点検・診断は無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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