岡山の気候に適した外壁塗装のポイント
2025.04.03 (Thu) 更新
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岡山の気候に適した外壁塗装のポイント
はじめに
こんにちは!岡山で外壁塗装を検討している方に向けて、今回は岡山の気候に適した外壁塗装のポイントについて詳しく解説します。
岡山は「晴れの国」と呼ばれるほど降水量が少なく、比較的温暖な気候が特徴ですが、年間を通して寒暖差があり、外壁の劣化要因となる紫外線も強めです。
本記事では、下記内容について記載しております!
- 岡山の気候の特徴と外壁への影響
- 岡山に適した塗料の種類
- 長持ちする塗装工事のポイント
- 失敗しない業者選びのコツ
岡山で戸建て住宅の外壁塗装や屋根塗装を検討中の方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
1. 岡山の気候と外壁塗装の関係
岡山の気候は、外壁の劣化スピードや塗装の耐久性に大きく影響を与えます。温暖な地域とはいえ、年間を通じた気温差や紫外線、湿度の変化などが外壁にどのような影響を及ぼすのかを理解しておくことが重要です。ここでは、岡山の気候の特徴と、それが外壁に与える具体的な影響について詳しく解説します。
1-1. 岡山の気候の特徴
岡山県は「晴れの国」と呼ばれるほど、全国的に見ても降水量が少なく、比較的温暖な気候が特徴です。しかし、夏と冬の気温差が大きく、年間を通して外壁にさまざまなストレスを与える環境にあります。
① 降水量が少ない
岡山の年間降水量は約1,100mm前後と、全国平均(約1,700mm)よりも少なめです。梅雨時期や台風シーズンを除けば、降雨が少ないため、湿気による影響は比較的少ない地域といえます。しかし、雨で汚れが洗い流されにくいため、外壁にホコリや汚れが蓄積しやすい傾向があります。
② 日照時間が長く、紫外線が強い
岡山は年間日照時間が全国トップクラスで、紫外線量も多い地域です。紫外線は塗膜の劣化を早める大きな要因のひとつで、特に南向きの外壁は直射日光を長時間受けるため、色あせや塗膜のひび割れが発生しやすくなります。
③ 冬場の冷え込みによる寒暖差
岡山の冬は比較的温暖ですが、内陸部では氷点下まで冷え込むこともあります。特に朝晩の気温差が大きく、昼間は10℃以上でも、夜間には0℃近くまで下がることがあります。この寒暖差によって、外壁の膨張・収縮が繰り返され、ひび割れの原因となることがあります。
④ 台風や強風の影響
岡山は四国山地に守られているため、台風の影響を受けにくい地域ですが、まれに強風が吹くことがあります。特に塩害の影響を受けやすい沿岸部では、風に乗った塩分が外壁に付着し、塗膜の劣化を早める可能性があります。
1-2. 気候が外壁に与える影響
岡山の気候が外壁に与える影響を具体的に見ていきましょう。
① 紫外線による塗膜の劣化
日照時間が長く紫外線が強いため、外壁の塗膜は想像以上にダメージを受けます。塗膜が劣化すると、次のような現象が起こります。
チョーキング現象(手で触ると白い粉がつく)
色あせや変色(特に濃い色の塗装が目立ちやすい)
塗膜のひび割れや剥がれ(紫外線で劣化した塗膜が剥がれやすくなる)
これらを防ぐためには、紫外線に強い「フッ素塗料」や「ラジカル制御型塗料」などを選ぶのがポイントです。
② 気温差による外壁のひび割れ
岡山の昼夜の気温差は、外壁の膨張・収縮を引き起こし、ひび割れ(クラック)の原因となります。特にサイディング外壁の目地(シーリング)が劣化すると、亀裂が入りやすくなります。
ヘアークラック(小さなひび割れ) → 初期段階なら塗装で補修可能
構造クラック(深いひび割れ) → 放置すると雨水が浸入し、建物内部にダメージ
このような現象を防ぐには、弾性塗料(伸縮性のある塗料)や、定期的なシーリング補修が有効です。
③ 汚れの蓄積とカビ・苔の発生
降水量が少なく雨が汚れを流しにくいため、外壁にホコリや排気ガスが付着しやすくなります。また、北側や日陰部分は湿気がこもりやすく、カビや苔が発生することがあります。
ホコリや排気ガス汚れ → 見た目が悪くなるだけでなく、劣化の原因にも
カビ・苔の発生 → 外壁の水分を吸収し、ひび割れや劣化を加速させる
低汚染塗料(汚れがつきにくい塗料)や、セルフクリーニング機能のある「光触媒塗料」などを使用することで、汚れの蓄積を防ぐことができます。
④ 台風や強風によるダメージ
岡山は台風の直撃が少ないとはいえ、強風によって外壁がダメージを受けることがあります。特に、劣化したシーリング部分から雨水が侵入し、内部の断熱材や木材が腐食するリスクがあります。
シーリングの劣化 → ひび割れ・剥離が起こり、防水性が低下
外壁材の浮き・剥がれ → 強風で外壁材が剥がれ、雨漏りの原因に
これを防ぐためには、定期的な点検とシーリング補修が必要です。特に、外壁塗装のタイミングでシーリングを打ち直すことで、耐久性が向上します。
2. 岡山に適した外壁塗料の選び方
岡山の気候は「晴れの国」と言われるほど日照時間が長く、紫外線が強いのが特徴です。また、年間を通じての寒暖差や、比較的少ないとはいえ台風・強風の影響も無視できません。そのため、外壁塗装を行う際には、これらの気候条件に耐えられる塗料を選ぶことが重要です。
ここでは、岡山に適した外壁塗料の選び方と、おすすめの塗料を3つご紹介します。
2-1. 耐候性の高い塗料とは?
外壁塗装の耐久性を決める大きな要素のひとつが「耐候性」です。耐候性が高い塗料は、紫外線・風雨・温度変化などの影響を受けにくく、長持ちしやすくなります。
① 紫外線に強い塗料
岡山は年間を通して日射量が多く、特に南側の外壁は強い紫外線を浴び続けます。紫外線に弱い塗料を使うと、色あせやチョーキング(塗膜の粉化)が早く進んでしまうため、「ラジカル制御型塗料」や「フッ素塗料」などの耐候性が高いものを選ぶのがポイントです。
② ひび割れを防ぐ弾性塗料
昼夜の気温差が大きい地域では、外壁が膨張・収縮を繰り返すことで、ひび割れ(クラック)が発生しやすくなります。そのため、弾性があり柔軟に伸縮できる「弾性塗料」や「シリコン系塗料」がおすすめです。
③ 汚れに強い低汚染塗料
岡山は降水量が少ないため、雨水によるセルフクリーニング効果が期待できません。そのため、ホコリや排気ガスなどの汚れが外壁に蓄積しやすく、特に北側や日陰部分では苔やカビが発生することもあります。これを防ぐためには、親水性(汚れを雨で流れやすくする性質)のある「低汚染塗料」や、「光触媒塗料」を選ぶと良いでしょう。
2-2. おすすめの塗料3選
岡山の気候に適した外壁塗料を厳選し、耐候性・コストパフォーマンス・汚れ対策などの観点から3つご紹介します。
① ラジカル制御型塗料
✅ 特徴
ラジカル制御型塗料は、紫外線による塗膜の劣化を抑える「ラジカル制御技術」が採用されており、耐候性が非常に高いのが特徴です。シリコン塗料とフッ素塗料の中間クラスの耐久性を持ちながら、価格は比較的リーズナブルなため、コストと耐久性のバランスを重視したい方におすすめです。
✅ メリット
紫外線による劣化を抑え、色あせやチョーキング現象を防ぐ
耐久年数が12〜15年と長め
シリコン塗料よりも耐候性が高いが、価格は手ごろ
✅ デメリット
フッ素塗料には耐久性で劣る
② フッ素塗料
✅ 特徴
フッ素塗料は、現在の塗料の中で最も耐久性が高く、紫外線や雨風による劣化を防ぎます。特に岡山のように日射量が多い地域では、フッ素塗料を使うことで塗膜が長持ちし、頻繁な塗り替えが不要になります。
✅ メリット
耐候性が非常に高く、耐久年数15〜20年と長い
紫外線に強く、色あせしにくい
汚れが付きにくく、美観を長く保てる
✅ デメリット
価格が高め(シリコン塗料の1.5〜2倍)
③ 光触媒塗料
✅ 特徴
光触媒塗料は、太陽の光を利用して汚れを分解し、雨水で流すセルフクリーニング機能を持つ特殊な塗料です。岡山のように降水量が少なく、外壁が汚れやすい地域には最適な選択肢となります。
✅ メリット
紫外線で汚れを分解し、雨で洗い流すセルフクリーニング効果
カビや苔の発生を防ぐ抗菌作用
耐久性が高く、塗り替え頻度を抑えられる(耐久年数15〜20年)
✅ デメリット
施工できる業者が限られる
価格が高い(フッ素塗料と同等かそれ以上)
3. 長持ちする外壁塗装工事のポイント
外壁塗装を長持ちさせるためには、単に良い塗料を選ぶだけではなく、「下地処理」や「施工時期」など、工事の質にもこだわる必要があります。どんなに高性能な塗料を使っても、下地処理が不十分だったり、施工のタイミングが悪かったりすると、期待した耐久性を発揮できません。
ここでは、外壁塗装を長持ちさせるための重要なポイントを詳しく解説します。
3-1. 下地処理の重要性
外壁塗装の仕上がりや耐久性を左右する最も重要な工程が「下地処理」です。下地処理が不十分なまま塗装をすると、塗膜が剥がれやすくなり、数年以内に再施工が必要になるケースもあります。
① 高圧洗浄で汚れやコケを除去する
外壁の表面には、長年の汚れやホコリ、コケ、カビ、古い塗膜の粉(チョーキング)が付着しています。これをしっかりと落とさずに塗装すると、塗料が密着せず、すぐに剥がれる原因になります。
✅ ポイント
150kgf/cm²以上の高圧洗浄機を使用する
コケ・カビがひどい場合はバイオ洗浄を併用する
洗浄後はしっかりと乾燥させる(最低1日)
② クラック(ひび割れ)の補修
外壁のクラック(ひび割れ)は、そのまま塗装すると、ひび割れ部分から水が浸入し、塗膜の膨れや剥がれ、さらには雨漏りの原因になります。塗装前に適切な補修を行うことが大切です。
✅ 補修方法
0.3mm以下のヘアクラック → シーラー塗布後、塗装
0.3mm以上のひび割れ → コーキングやモルタル補修後に塗装
③ シーリング(コーキング)の打ち替え
サイディング外壁の場合、目地部分のシーリング(コーキング)が劣化すると、そこから雨水が侵入し、内部の木材や断熱材が腐食する原因になります。外壁塗装と同時に、シーリングの打ち替えも行うことで、建物の防水性が向上し、塗装も長持ちします。
✅ 劣化のサイン
ひび割れや剥がれがある
シーリング材が硬化し、弾力がなくなっている
✅ 補修方法
既存のシーリングを撤去し、新しいシーリングを充填(打ち替え)
高耐久の「変成シリコン」や「ウレタン系シーリング」がおすすめ
④ 適切な下塗り(プライマー・シーラー)
下塗りは、塗料をしっかりと密着させるための重要な工程です。下塗りが不十分だと、数年以内に塗膜が剥がれる可能性が高まります。
✅ 外壁の素材別の下塗り材の選び方
外壁の種類 | おすすめの下塗り材 |
---|---|
サイディング | 水性シーラーまたはプライマー |
モルタル | フィラー(厚塗り用) |
金属(ガルバリウムなど) | エポキシ系プライマー |
下地処理をしっかり行うことで、塗装の密着度が高まり、耐久性が向上します。
3-2. 適切な施工時期とは?
外壁塗装は1年中できるわけではなく、気温や湿度の条件によって仕上がりが大きく変わります。施工時期を誤ると、塗膜が適切に乾燥せず、剥がれやムラの原因になるため、最適な時期を選ぶことが重要です。
① ベストシーズンは「春(4〜6月)」と「秋(9〜11月)」
岡山で外壁塗装を行うのに最適な時期は、春と秋です。
✅ 春・秋のメリット
気温が15〜25℃と塗料が乾燥しやすい
湿度が低く、塗膜の密着が良くなる
雨が少なく、施工がスムーズに進む
② 夏(7〜8月)の塗装は注意が必要
夏は気温が30℃を超える日が多く、塗装の乾燥が早すぎるため、塗りムラやひび割れが発生しやすいです。また、岡山は日射量が多いため、職人の作業環境が厳しくなり、施工ミスのリスクも高まります。
✅ 夏の施工のポイント
朝や夕方の涼しい時間帯に作業を行う
直射日光が当たる場所では、乾燥時間を考慮して施工
③ 冬(12〜2月)の塗装は避けるのがベスト
冬は気温が低く、塗料の乾燥が遅いため、塗膜が完全に硬化せずに剥がれやすくなるリスクがあります。また、岡山でも朝晩は冷え込むため、結露が発生しやすく、塗装不良が起こる可能性があります。
✅ 冬の施工のポイント
気温が5℃以上の日中に作業する(5℃以下では塗料の硬化が進まない)
霜や結露が発生しやすい時間帯を避ける
4. まとめ
外壁塗装を長持ちさせるためには、以下の2つのポイントを押さえることが大切です。
① 下地処理をしっかり行う
高圧洗浄で汚れを落とす
クラック(ひび割れ)の補修を行う
シーリング(コーキング)の打ち替えをする
適切な下塗り材を使用する
② 適切な施工時期を選ぶ
季節 | 特徴 |
---|---|
春(4〜6月) | ベストシーズン! 施工がスムーズで耐久性も向上 |
夏(7〜8月) | 注意! 高温すぎると塗料がムラになりやすい |
秋(9〜11月) | ベストシーズン! 乾燥が適度で塗装に適している |
冬(12〜2月) | 避けるべき! 気温が低く、塗膜が硬化しにくい |
外壁塗装は「下地処理」と「施工時期」が成功のカギを握ります。しっかり準備をして、長持ちする塗装工事を実現しましょう!
塗人では、岡山でお客様にピッタリの塗装プランを提案しています。
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