高品質な塗料って本当に違う?5年後の差を知る
2025.07.03 (Thu) 更新
いつも 塗人ブログ をご覧いただきありがとうございます!
(株)ミナンは 岡山市北区、南区、中区、東区、倉敷市、都窪郡、赤磐市 など岡山を中心に高品質&低価格 な外壁塗装や屋根塗装を行っている 外装リフォーム専門店です。
外壁塗装や屋根塗装以外にも屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え・防水工事・雨漏り修理 などをご提供しています。
岡山市内の方も岡山市外の方も、外装リフォームをご検討中でしたらぜひお問い合わせください!

こんにちは、アドバイザーの中野です。
この記事は私が監修いたしました。
高品質な塗料について是非ご覧ください!
こんにちは。岡山で戸建て住宅の外壁塗装・屋根塗装・屋根工事・防水工事を専門に行っている外装リフォーム会社のぬりんちゅです。
「高品質な塗料って本当に意味あるの?」「安い塗料でも見た目は変わらないのでは?」
外壁塗装を検討中のお客様からよくいただく質問です。
実際、塗りたての仕上がりだけを見れば、高級塗料も一般塗料も違いが分かりにくいかもしれません。
しかし、5年後、10年後、住まいを守る性能や美観に違いが出るのが“塗料の質”なのです。
この記事では、高品質な塗料と一般的な塗料の5年後の違いや、実際に施工したお客様の事例などを交えて、外壁塗装における塗料選びの大切さを詳しく解説していきます。
これから外壁塗装や屋根塗装を検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。
1. 外壁塗装に使われる塗料の種類と特徴
外壁塗装に使用される塗料には、主にアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機塗料の5種類があり、それぞれの塗料に特長と適した用途があります。これらは価格、耐久性、機能性といった面で大きく異なり、住宅の立地条件やお住まいのご予算によって最適な選択が変わってきます。
アクリル塗料は価格が安く、DIYなどでも使われることが多い塗料です。ただし、耐用年数が3〜5年程度と短いため、長期的に見ると頻繁な塗り替えが必要になります。ウレタン塗料はアクリルよりもやや性能が高く、5〜7年ほどの耐久性があります。柔軟性に優れており、木部や鉄部の塗装によく使用されます。
一方、現在主流となっているのがシリコン塗料です。価格と性能のバランスが良く、耐用年数は7〜10年程度。外壁塗装に最も多く使われている塗料の一つです。さらに高性能な塗料としてフッ素塗料や無機塗料があり、これらは10〜20年以上の耐久性を誇り、長期間にわたり美観と保護性能を維持できます。
特に岡山のような四季の寒暖差が激しく、夏場には強い紫外線やゲリラ豪雨、冬場には冷え込みによる外壁の収縮といった外的ストレスが多い地域では、塗料の耐候性がとても重要です。安さだけでなく、「どれくらい長持ちするか」「機能性が生活にどう影響するか」といった点も踏まえ、塗料を選ぶことが外壁塗装の成功につながります。
■ アクリル塗料
価格帯:安価
耐用年数:約3〜5年
特徴:発色が良く、DIYにも使いやすい。ただし耐久性は低め。
適した用途:短期的に外観を整えたい場合や、こまめに塗り替えを考えている人向け。
■ ウレタン塗料
価格帯:やや安価
耐用年数:約5〜7年
特徴:柔軟性があり、木部や鉄部にも適応。密着性も良好。
適した用途:雨どいや破風板などの付帯部分。可動部材にも向いている。
■ シリコン塗料
価格帯:中程度
耐用年数:約7〜10年
特徴:コストパフォーマンスが良く、耐候性・防汚性が高い。
適した用途:戸建て住宅全般におすすめ。現在の主流塗料。
■ フッ素塗料
価格帯:高価
耐用年数:約12〜15年(条件により20年超も)
特徴:耐久性と防汚性が非常に高く、再塗装までの期間が長い。
適した用途:長期間メンテナンスしたくない方や、海沿い・日差しの強い場所に住む方。
■ 無機塗料
価格帯:最も高価
耐用年数:約15〜25年
特徴:無機成分によって紫外線・熱・水分に非常に強く、不燃性もある。
適した用途:岡山市のような寒暖差の激しい地域、建物の美観と耐久性を重視する方に最適。
1-1. 一般塗料と高品質塗料の違い
一般塗料と高品質塗料の違いは、主に「耐久性」「コスト」「機能性」にあります。一般塗料としては、アクリルやウレタン塗料などが該当します。これらは施工価格が安く、初期費用を抑えたい方には魅力的に映るかもしれません。しかし、耐候性が低く、紫外線や雨風にさらされることで比較的早期に劣化が始まります。塗膜が薄く、ヒビ割れやチョーキング現象(塗料が粉状になって落ちる現象)を起こしやすいため、5~7年ごとに塗り替えが必要になるケースが多いです。
対して高品質塗料には、フッ素塗料や無機塗料などが含まれます。これらは塗膜が非常に強固で、紫外線や雨、汚れに対する耐性が高く、12〜25年という長い期間にわたって美観と機能性を維持できます。結果として、塗り替えの回数が減るため、長期的に見るとメンテナンス費用の削減にもつながります。
また、高品質塗料は職人の施工技術も求められるため、塗装後の仕上がりにも差が出ます。艶の持ちや色の深み、汚れのつきにくさなど、日々の生活の中でその価値を実感されるお客様が多いです。
1-2. 高品質塗料に多い機能性(遮熱・防カビなど)
高品質な塗料の大きな特長のひとつに、「付加機能の豊富さ」があります。ただ美しいだけでなく、住まいの快適性や耐久性をさらに高めるための機能が数多く搭載されています。
たとえば、遮熱機能付き塗料は、太陽光を反射しやすい特殊顔料が含まれており、夏場の外壁や屋根の表面温度を下げる効果があります。これにより、屋根材や外壁材の表面温度上昇を抑え、外壁材や屋根材を紫外線劣化から守ってくれる効果期待できます。
また、防カビ・防藻機能付き塗料は、湿気が多い地域や日当たりの悪い北面などで効果を発揮します。塗膜に防カビ剤や防藻成分が配合されていることで、長期にわたって美観を保ち、健康面への配慮にもつながります。
最近では、セルフクリーニング機能(親水性)を持つ塗料も登場しており、雨が降るたびに汚れを洗い流してくれることで、外壁を清潔に保つことができます。
このように、高品質塗料は単に“長持ちする”だけでなく、“住まいの価値を守り、日々の生活の快適性を高める”という観点からも非常に優れています。目先のコストだけでなく、こうした機能面をふまえた塗料選びが、後悔しない外壁塗装につながるのです。
2. 5年後の差とは?塗料別の劣化比較
外壁塗装は施工直後だけでなく、「年数が経ってからの差」にこそ、本当の価値が現れます。塗装から5年も経過すると、使用した塗料のグレードによって、美観・耐久性・保護機能に明らかな違いが生まれます。塗料はただ色を付けるためのものではなく、外壁を紫外線や雨、風、汚れから守る「保護膜」としての役割も担っています。その性能の差が、5年、10年と年数が経つごとに、住宅全体の劣化スピードやメンテナンス頻度の差となって表れるのです。
特に岡山のように季節による寒暖差が大きく、夏は強い日差し、冬は冷え込みや湿気にさらされる地域では、塗料の品質による劣化スピードの違いが顕著に現れます。見た目がくすんでくるだけでなく、塗膜のヒビ割れや剥離が始まり、そこから水が浸入すれば、建物内部の腐食やカビの原因にもなりかねません。
2-1. 劣化しやすい塗料の特徴
劣化しやすい塗料にはいくつか共通する特徴があります。代表的なのが、アクリル塗料や一部のウレタン塗料といった「低価格・短寿命タイプ」の塗料です。これらの塗料は初期費用を抑えることができる一方で、紫外線や風雨、排気ガスといった環境ストレスに弱く、時間が経つにつれて急速に劣化が進行します。
その初期段階でよく見られるのが「チョーキング現象」です。これは塗膜の樹脂が分解され、表面に白い粉(顔料)が浮き出てくる現象で、塗膜が本来の保護機能を失いつつあるサインです。さらに、塗膜が硬化していくことで弾性が失われ、ヘアクラック(細かいひび割れ)が発生しやすくなります。これが進行すると雨水の侵入リスクが高まり、外壁材そのものや構造材の腐食へとつながっていきます。
また、安価な塗料は防汚性や防カビ性が乏しいこともあり、外壁がすぐに黒ずんだり、緑色のコケが発生したりと、見た目にも劣化が目立ちやすくなります。これらの劣化現象がわずか5年ほどで始まってしまうと、再塗装のサイクルが早まり、結果としてメンテナンスコストが膨らむ原因になります。
2-2. 高品質塗料の耐久性と美観の維持
一方で、高品質な塗料――たとえばフッ素塗料や無機塗料などは、長期間にわたり劣化を抑える性能に優れており、5年を過ぎても塗膜の劣化はほとんど見られません。特に無機塗料は、紫外線に強い無機成分を多く含んでおり、15〜25年近くにわたり塗膜の性能を維持できるとされています。これは、石やガラスのように自然界でも変化しにくい素材をベースにしているためです。
高品質塗料は、塗膜の厚みや密着性にも優れ、雨水や汚れが付きにくい構造となっています。親水性機能を持つタイプであれば、雨が降るたびに表面の汚れが自然に洗い流され、美しさが長続きします。
また、ひび割れや剥がれが起こりにくいため、外壁全体のメンテナンスサイクルが大きく伸びます。5年後に再塗装が必要な一般塗料に対して、高品質塗料は10年以上手入れが不要なケースも多く、結果的に「最初の投資が後から大きな節約につながる」というメリットを生みます。
見た目の艶や色合いの鮮やかさも長期間維持されるため、いつまでも新築のような美観を保つことができる点も、高品質塗料を選ぶ最大の魅力のひとつです。
3. 実体験:高品質塗料を選んだお客様の声
高品質塗料は初期費用こそ一般的な塗料より高くなるものの、その分、満足度の高い結果を得られたという声が多く聞かれます。特に「見た目が長くきれいに保てる」「雨のあとでも汚れが目立たない」など、単なる塗装以上のメリットを実感されるケースが増えています。
以下は、実際に高品質塗料を選んだご家庭で見られた一例をもとにした、一般的な傾向です。
3-1. 施工から5年後の外観
実際に弊社にて高品質塗料(フッ素塗料)を採用した岡山市南区M様邸では、5年経過後でも色あせやチョーキングがほとんど見られず、外壁や雨樋などの付帯物にも艶が残っており、防水効果を保っている状態です。特にフッ素や無機塗料など、耐候性や防汚性に優れた塗料ではその傾向が顕著で、「近隣の家が色あせてきている中で、うちだけ鮮やか」「手入れなしでもきれいが続いている」とのお声をいただくことも多い印象です。
ただし、こういった高性能塗料でも、立地や施工方法、周囲の環境によっては劣化の出方が異なることも。特に、湿気がこもりやすい北面や、排気ガスの影響を受けやすい道路沿いなどでは、多少の汚れや色変化が見られることもあり、すべての面で「完全に劣化ゼロ」というわけではないことにも注意が必要です。
3-2. 塗装の満足度と生活の変化
防カビ・防藻性能を持つ塗料を選んだ住宅では、以前は梅雨時期になると壁面に緑のコケが出ていたのが、施工後はほとんど見られなくなったという声も。美観の維持だけでなく、掃除の手間や精神的なストレスも軽減され、家に帰るのが楽しみになったという方もいるほどです。
高品質塗料を選ぶことで満足度は高まる傾向にはありますが、その効果を最大限に引き出すためには、塗料選びだけでなく、「その塗料に合った施工」がしっかり行われることが大前提です。
4. まとめ
外壁塗装は、家の見た目を美しく保つだけでなく、建物の寿命を延ばすために欠かせない重要な工事です。中でも「どんな塗料を選ぶか」は、その後の住まいの快適さや維持コストに大きな差を生み出します。
今回の記事では、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機といった代表的な塗料の特徴から、一般的な塗料と高品質塗料の違い、5年後に実際に現れる劣化の差、さらには高品質塗料を選んだ方々の実体験まで、具体的に解説しました。
特に岡山市のように四季がはっきりしており、寒暖差や日照、湿度の影響を受けやすい地域では、塗料の耐久性や機能性が建物の保護に直結します。初期費用の安さだけで選んでしまうと、数年後に再塗装が必要になったり、外壁の劣化によって内部構造に影響が出てしまうこともあるため、注意が必要です。
もちろん、どんなに優れた塗料であっても、使用する場所や既存の外壁材、施工の品質によって性能の発揮度合いは変わります。「塗料そのものの性能」だけでなく、「どのように施工するか」も同じくらい大切です。
長く安心して暮らすためには、目先の価格ではなく、「5年後、10年後も満足できるか」という視点を持つことが大切です。しっかりとした提案・説明をしてくれる業者に相談し、自分たちの暮らし方や建物の状況に合った塗料を選びましょう。
外壁塗装は一度きりの工事ではありません。だからこそ「賢い選択」が、住まいと家族を守る大きな投資となるのです。
塗人では、岡山でお客様にピッタリの塗装プランを提案しています。
岡山の外壁塗装、屋根塗装、防水工事はミナンにお任せください!!
岡山市の外壁塗装&屋根塗装専門店
株式会社ミナン|☆塗人
[岡山本店ショールーム]
〒700-0975 岡山県岡山市北区今7丁目22-22
TEL:086-239-7676 FAX:086-239-7979
[岡山中央店ショールーム]
〒703-8271 岡山県岡山市中区円山90-9 YSタウン円山101
TEL:086-230-1771 FAX:086-230-1772