高圧洗浄で起こりやすいトラブル。注意すべきことは?
2025.02.21 (Fri) 更新
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高圧洗浄で起こりやすいトラブル。注意すべきことは?
皆さん、高圧洗浄をする際に、事前に気をつけるべきポイントを知っておきたいと思いませんか?
「水圧が強すぎて隣の家に汚れた水が飛んでしまった…」
「窓の隙間から水が入り込み、室内まで濡れてしまった…」
「外壁が傷んでしまい、余計な補修費用がかかってしまった…」
こんなトラブルを避けるためにも、高圧洗浄の正しい知識を身につけることが大切です。
外壁塗装を長持ちさせ、美しい仕上がりを実現するためには、高圧洗浄を適切に行うことが欠かせません。しかし、やり方を間違えると、思わぬトラブルや余計な出費につながることも…。
そこで今回は、高圧洗浄の基本から、トラブルを防ぐポイント、安全に行うための注意点まで詳しく解説していきます!しっかり準備を整えて、安心・安全な高圧洗浄を行いましょう。
1. 高圧洗浄とは?
外壁塗装を行う前に、表面の汚れやカビ、苔、藻、ホコリ、排気ガスによる汚れなどを徹底的に除去するために高圧洗浄が行われます。高圧洗浄を行うことで、塗料がしっかりと外壁に密着し、剥がれにくくなるため、長持ちする塗装が実現します。また、塗装前の下地処理としても非常に重要な工程の一つです。
1-1. 高圧洗浄の目的
高圧洗浄は、外壁や屋根に付着した頑固な汚れを除去し、塗装の密着力を高めることで、塗膜の耐久性を向上させる役割を果たします。また、カビやコケの繁殖を抑え、外壁の美観を維持する効果もあります。適切な洗浄を行わないと、塗装後に剥がれや浮きが発生しやすくなり、結果的にメンテナンスコストが増大する可能性があります。
1-2. 高圧洗浄の流れ
高圧洗浄は、専用の機械を使用して一定の水圧で外壁や屋根の汚れを除去します。基本的な流れは以下の通りです。
1. 周辺の養生作業:近隣への飛散防止や家屋内への水の侵入を防ぐために、窓や換気口、植木などをシートやビニールで覆います。
2. 試し洗い:水圧の調整を行い、外壁や屋根の状態に適した強さを確認します。
3. 本洗浄:上から下へと順番に水を噴射しながら、汚れや苔を丁寧に落とします。特に、目地や凹凸のある部分は念入りに洗浄します。
4. すすぎ:洗浄後は、水道水で軽くすすぎを行い、汚れや洗剤の残りを流します。
5. 乾燥:洗浄後は完全に乾燥させることが重要です。通常、天候にもよりますが、1~2日ほど乾燥時間を確保します。
この工程をしっかりと行うことで、外壁塗装の品質が向上し、長持ちする仕上がりが期待できます。
2. 高圧洗浄で起こりやすいトラブル
高圧洗浄は、適切に行わないと様々なトラブルを引き起こす可能性があります。特に、周囲への影響や建物自体の損傷には注意が必要です。
2-1. 近隣への水はね・汚れの飛散
高圧洗浄を行う際、強い水圧によって汚れや苔、カビなどが飛び散ることがあります。特に、以下の点に注意が必要です。
隣家の外壁や窓の汚れ
水しぶきが隣家の外壁や窓に付着し、汚れを広げてしまうことがあります。乾燥すると落ちにくくなるため、事前にカバーをするなどの対策が重要です。駐車中の車両への影響
近くに駐車されている車に汚れた水が飛散し、ボディを汚してしまうことがあります。特に洗浄中の水には苔やカビの粒子が含まれるため、シミや傷の原因になることもあります。洗濯物や庭の植木への被害
近隣住民が干している洗濯物に汚れた水が飛ぶと、シミがついてしまうことがあります。また、強い水圧が植木や花壇を傷めることもあるため、作業前に周囲の確認が大切です。
2-2. 外壁や屋根の破損
外壁のひび割れや塗装の剥がれ
経年劣化している外壁に対して強すぎる水圧をかけると、ひび割れが広がったり、既存の塗装が剥がれてしまう可能性があります。特に、モルタル外壁や木質系の外壁は慎重な洗浄が求められます。屋根材の破損やズレ
瓦屋根やスレート屋根の場合、適切な角度で洗浄しないと、水圧で屋根材がずれたり、破損したりすることがあります。また、屋根の隙間に水が入り込むと、雨漏りの原因にもなり得ます。シーリング材の劣化
外壁の目地やサッシ周りに使われているシーリング材が高圧洗浄の影響で剥がれてしまうことがあります。シーリング材が劣化すると、防水性能が低下し、建物内部に水が浸入するリスクが高まります。
高圧洗浄を行う際は、適切な水圧設定と周囲への対策を徹底し、安全に作業を進めることが重要です。
3. 高圧洗浄のトラブルを防ぐ方法
高圧洗浄を安全に行うためには、適切な手順と準備が欠かせません。特に、近隣トラブルや建物の損傷を防ぐために、事前の対策をしっかり行うことが重要です。
3-1. 事前準備と近隣への配慮
高圧洗浄では水や汚れが飛び散る可能性があるため、事前準備と近隣住民への配慮が必要です。
① 近隣住民への説明
- 高圧洗浄を行う前に、近隣住民へ作業内容や日程を伝え、理解を得ることが大切です。
- 特に、隣家の駐車スペースや洗濯物、庭木への影響が考えられる場合は、事前に相談しておくとトラブルを防げます。
② 養生シートやカバーの設置
- 窓や玄関ドア、エアコンの室外機 などは水しぶきがかかりやすいため、ビニールシートや養生テープを使って保護します。
- 隣家との距離が近い場合は、防水シートやメッシュシート を使って水や汚れの飛散を防ぎます。
- 近くに駐車されている車には、カバーをかける ことで汚れの付着を防ぐことができます。
③ 電気設備や配線の確認
- 外壁には電気メーターやインターホン、エアコンの配管などが設置されていることが多く、それらに直接水をかけると故障の原因になります。
- 洗浄前に電気設備の防水対策 をしっかり行い、必要であれば電源を切っておくと安心です。
3-2. 適切な水圧設定
① 外壁材に適した水圧の調整
- モルタル外壁・サイディングボード(目安:7~12MPa)
→ 水圧が強すぎると塗装が剥がれる恐れがあるため、中程度の圧力で洗浄。 - タイル外壁(目安:12~15MPa)
→ 比較的強い水圧が使用可能だが、目地の劣化には注意。 - 木製の外壁(目安:5~7MPa)
→ 水圧が強すぎると木材が傷むため、低圧で優しく洗浄する。
② 屋根材ごとの水圧調整
- スレート屋根・セメント瓦(目安:7~10MPa)
→ 割れやすいので低圧で慎重に洗浄。 - 金属屋根(目安:10~15MPa)
→ 錆が発生しないよう、適度な水圧で汚れを落とす。 - 和瓦・粘土瓦(目安:5~7MPa)
→ 高圧で洗浄すると表面のコーティングが剥がれるため注意。
③ 適切なノズルと洗浄角度の選択
- 広角ノズルを使用 することで、水圧を分散させて外壁や屋根への負担を軽減できます。
- 噴射角度は45度程度 にし、壁や屋根に対して垂直に当てないようにすることで、ダメージを防ぎます。
4. まとめ
高圧洗浄は、外壁塗装の前処理として非常に重要な作業ですが、適切な方法で実施しないと、建物の損傷や近隣トラブルを引き起こす可能性があります。トラブルを防ぎ、洗浄効果を最大限に高めるために、以下のポイントを押さえておきましょう。
4-1. 高圧洗浄の重要性を理解する
- 高圧洗浄は、外壁や屋根の汚れ、カビ、苔、古い塗膜を除去し、塗装の密着力を高めるために必要な工程です。
- しっかり洗浄しないと、新しい塗膜が剥がれやすくなり、塗装の耐久性が低下するリスクがあります。
- 適切な水圧と方法で洗浄することで、建物の美観と防水性能を維持することができます。
4-2. 高圧洗浄で起こりやすいトラブルを回避する
高圧洗浄には、水しぶきや強い水圧によるリスクが伴います。特に以下のトラブルに注意しましょう。
✅ 近隣トラブルの防止策
- 事前に近隣住民へ作業日程を伝え、了承を得る。
- 養生シートやメッシュシートを設置し、水や汚れの飛散を防ぐ。
- 近隣の車にはカバーをかけ、汚れが付着しないように配慮する。
✅ 建物の損傷防止策
- 外壁や屋根の材質に応じた適切な水圧を設定する。
- ひび割れがある場合は、事前に補修し、水の浸入を防ぐ。
- 電気設備(インターホン、エアコン室外機、電気メーター)には防水対策を施す。
✅ 安全対策の徹底
- 高所作業時は、足場をしっかり固定し、安全帯を使用する。
- 作業中は防水性のある作業着やゴーグルを着用し、安全を確保する。
4-3. 適切な方法で高圧洗浄を行う
正しい方法で高圧洗浄を行うことで、建物への負担を最小限に抑えながら、最大限の洗浄効果を得ることができます。
✅ 水圧設定のポイント
- 外壁の種類ごとに適切な水圧を設定する。
- モルタル外壁・サイディング:7~12MPa
- タイル外壁:12~15MPa
- 木製の外壁:5~7MPa
- 屋根の種類ごとに適切な水圧を設定する。
- スレート屋根・セメント瓦:7~10MPa
- 金属屋根:10~15MPa
- 和瓦・粘土瓦:5~7MPa
✅ 正しいノズルの選択と使用方法
- 広角ノズル を使用して水圧を分散させることで、外壁や屋根への負担を軽減する。
- 噴射角度は45度程度 にし、外壁や屋根に直接垂直に当てないようにする。
✅ 洗浄の順番と進め方
- 屋根から洗浄を開始し、汚れを下へ流す。
- 外壁は上から下へ向かって洗浄し、汚れが再付着しないようにする。
- 細かい部分(窓枠・雨樋・ベランダなど)を最後に洗浄する。
4-4. 高圧洗浄後の確認とアフターケア
高圧洗浄が終わった後も、仕上がりをしっかり確認し、必要なケアを行いましょう。
✅ 洗浄後のチェックポイント
- 汚れがしっかり落ちているか、ムラがないかを確認する。
- 洗浄時に外壁や屋根のひび割れ・剥がれが発生していないかチェックする。
- 電気設備やサッシ周りに水が入り込んでいないか確認する。
✅ 塗装前の乾燥時間の確保
- 高圧洗浄後は、しっかりと乾燥させることが重要。
- 通常は24~48時間 の乾燥時間を確保し、塗装前に湿気が残らないようにする。
4-5. プロに依頼する場合のポイント
高圧洗浄はDIYでも可能ですが、専門業者に依頼することで、より安全かつ効果的に作業を進めることができます。
✅ 信頼できる業者を選ぶポイント
- 実績が豊富な業者 を選び、過去の施工例を確認する。
- 使用する機材や水圧設定の説明が丁寧な業者 を選ぶ。
- 料金が極端に安い業者は、手抜き作業のリスクがあるため注意する。
✅ 業者に依頼するメリット
- 適切な水圧設定と洗浄方法で、外壁や屋根を傷めずに洗浄できる。
- 近隣への配慮や養生作業をしっかり行ってくれる。
- 高所作業でも安全対策が徹底されているため、事故のリスクが低い。
4-6. まとめ:高圧洗浄を成功させるために
高圧洗浄の成功は、塗装の仕上がりを大きく左右します。
トラブルを防ぎ、最大限の洗浄効果を得るために、以下のポイントを意識しましょう。
🔹 事前準備を徹底する(近隣住民への説明、養生シートの設置)
🔹 適切な水圧設定を行う(外壁・屋根の材質ごとに調整)
🔹 正しい洗浄方法で進める(上から下へ、ノズルの角度に注意)
🔹 洗浄後の確認と乾燥時間を確保する(塗装前にしっかり乾燥)
🔹 安全対策を徹底する(適切な装備と足場の確保)
🔹 プロの業者に依頼する場合は信頼できる業者を選ぶ
これらのポイントを押さえ、高圧洗浄を適切に行うことで、外壁塗装の耐久性を向上させ、美観を長く維持することが可能 になります。適切な手順と対策を実施し、トラブルのない安全な高圧洗浄を目指しましょう。
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