防汚性が高い塗料で外壁の汚れを防ぐ方法
2025.02.04 (Tue) 更新
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こんにちは、品質管理の笹野です。
この記事は私が監修いたしました。
防汚性が高い塗料をご紹介します!
防汚性が高い塗料で外壁の汚れを防ぐ方法
1. 防汚性が高い塗料とは?
外壁は日々、雨や風、紫外線にさらされるため、長期間美観を保つためには「防汚性の高い塗料」を選ぶことが重要です。防汚塗料とは、汚れが付着しにくく、付いても雨水などで洗い流される特性を持つ塗料のことを指します。特に、岡山のように四季がはっきりしている地域では、外壁の汚れや劣化が進みやすいため、防汚性能の高い塗料の選択は建物の寿命を延ばすうえでも大切なポイントになります。
防汚塗料には、親水性や撥水性といった特徴を持つタイプがあり、それぞれ異なる仕組みで外壁の美観を維持します。適切な防汚塗料を選ぶことで、外壁のメンテナンスコストを抑えつつ、長期間にわたって美しい外観を維持できます。では、防汚塗料にはどのような種類があるのか、詳しく見ていきましょう。
1-1. 防汚塗料の種類
防汚性が高い塗料には、大きく分けて以下のような種類があります。それぞれの特徴を理解し、建物の環境や目的に合ったものを選ぶことが重要です。
① 親水性塗料
親水性塗料は、塗膜の表面に水分がなじみやすい性質を持っています。これにより、外壁に付着した汚れが雨水とともに流れ落ちやすくなります。特に、排気ガスやほこりなどの大気汚染による汚れが付きやすい都市部では、親水性塗料が有効です。
主な特徴:
- 雨水で汚れを洗い流す「セルフクリーニング機能」
- 外壁に水分が広がりやすく、雨だれができにくい
- コケやカビの発生を抑制する効果がある
代表的な塗料:
- 光触媒塗料(紫外線の作用で汚れを分解し、雨で流れやすくする)
- 無機塗料(親水性が高く、耐久性にも優れる)
② 撥水性塗料
撥水性塗料は、塗膜表面で水を弾く特性を持ち、雨水が玉状になって転がり落ちることで、汚れを防ぐ仕組みになっています。特に、粉じんや泥はねなどの物理的な汚れが多い地域では、撥水性塗料が適しています。
主な特徴:
- 水滴が転がり落ちるため、汚れが付着しにくい
- 防水効果があり、外壁の劣化を抑制
- コーティング効果が長持ちしやすい
代表的な塗料:
- シリコン塗料(耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れる)
- フッ素塗料(撥水性と耐候性が非常に高い)
③ 防カビ・防藻塗料
湿気が多く、カビや藻が生えやすい環境では、防カビ・防藻性能を持つ塗料が有効です。特に、岡山市のように梅雨や湿度の高い時期がある地域では、外壁の黒ずみや緑藻の発生を抑えるために、防カビ・防藻塗料の使用が推奨されます。
主な特徴:
- 防カビ・防藻成分が配合されており、菌の繁殖を防ぐ
- 湿気の多い環境でも外壁の美観を保ちやすい
- 撥水性や親水性と併用されることが多い
代表的な塗料:
- 防藻・防カビ塗料(専用の添加剤を配合し、菌の繁殖を防ぐ)
- 光触媒塗料(カビや藻の発生を抑える効果もある)
防汚塗料には、親水性・撥水性・防カビ防藻といったさまざまな種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。外壁の汚れやすさは、周辺環境や気候条件によって異なるため、建物に適した防汚塗料を選ぶことが重要です。次の章では、これらの防汚塗料を使うことで具体的にどのようなメリットがあるのかを詳しく解説していきます。
2. 防汚性が高い塗料を選ぶポイント
防汚性の高い塗料を選ぶ際には、単に汚れにくいだけでなく、耐久性やコスト、施工性なども考慮する必要があります。外壁は長期間にわたって風雨や紫外線にさらされるため、適切な塗料を選ばないと、すぐに劣化してしまう可能性があります。
ここでは、防汚塗料を選ぶ際に重視すべきポイントとして、「耐久性とコストのバランス」「施工時の注意点」の2つについて詳しく解説します。
2-1. 耐久性とコストのバランス
防汚塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ耐久性やコストが異なります。一般的に、耐久性が高い塗料ほど価格も高くなる傾向がありますが、必ずしも高価な塗料が最適とは限りません。建物の立地条件や予算に応じて、最適な塗料を選ぶことが大切です。
① 塗料の種類と耐久性
防汚性の高い塗料は、大きく分けて「アクリル」「シリコン」「フッ素」「光触媒」「無機」などがあります。それぞれの耐久年数とコストの目安を以下に示します。
塗料の種類 | 耐久年数 | コスト(相対的) | 特徴 |
---|---|---|---|
アクリル | 5〜7年 | 低 | 安価だが耐久性が低い |
シリコン | 10〜15年 | 中 | コストと耐久性のバランスが良い |
フッ素 | 15〜20年 | 高 | 防汚性・耐久性ともに優れる |
光触媒 | 15〜20年 | 高 | 汚れを分解し、セルフクリーニング機能あり |
無機 | 20〜25年 | 高 | 汚れにくく、耐久性抜群 |
選び方のポイント:
- コストを抑えつつ防汚性を高めたいなら「シリコン塗料」
- 長期間メンテナンス不要にしたいなら「フッ素塗料」や「無機塗料」
- セルフクリーニング機能を重視するなら「光触媒塗料」
建物の環境や予算に合わせて、適切な塗料を選ぶことが重要です。
2-2. 施工時の注意点
どんなに優れた防汚塗料を選んでも、施工が適切に行われなければ本来の性能を発揮できません。特に、防汚性を維持するためには、施工前の下地処理や塗装方法に注意する必要があります。
① 下地処理の重要性
防汚塗料の効果を最大限に発揮するには、施工前にしっかりと外壁を清掃し、塗料が密着しやすい状態にすることが不可欠です。
下地処理の手順:
- 高圧洗浄:ホコリやカビ・コケをしっかり除去
- クラック補修:ひび割れがある場合は補修剤で埋める
- 旧塗膜の処理:剥がれかけた塗膜を削り落とす
- プライマー(下塗り)塗布:密着性を高めるための下地処理
下地処理が不十分なまま塗装を行うと、剥がれやムラが生じ、結果的に防汚性が低下してしまいます。
② 塗装方法の選択
防汚塗料の施工方法には、「手塗り(ローラー塗装)」と「吹き付け塗装」があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、適切な方法を選ぶことが重要です。
塗装方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
手塗り(ローラー塗装) | ムラが少なく厚塗りが可能 | 施工に時間がかかる |
吹き付け塗装 | 均一に仕上がりやすい | 周囲に塗料が飛散しやすい |
選び方のポイント:
- 塗膜の厚さをしっかり確保したいなら「ローラー塗装」
- 広範囲を素早く塗装したいなら「吹き付け塗装」
③ 施工環境の確認
施工環境が悪いと、塗料の性能を十分に発揮できないことがあります。以下の点に注意して、適切な施工タイミングを見極めましょう。
施工時の注意点:
- 気温5℃以下、湿度85%以上のときは施工を避ける(塗膜の密着が悪くなる)
- 雨の日の施工は避ける(乾燥不良による剥がれの原因)
- 強風の日は吹き付け塗装を避ける(塗料の飛散を防ぐ)
最適な施工時期:
- 春(3〜5月)または秋(9〜11月)が最適
- 夏は気温が高く乾燥が早いため、施工時の管理が重要
まとめ
防汚塗料を選ぶ際には、耐久性とコストのバランスを考慮し、建物の環境に合った塗料を選ぶことが重要です。また、施工時の下地処理や塗装方法、施工環境にも注意を払い、適切な方法で施工を行うことで、塗料本来の防汚性能を最大限に発揮させることができます。
次の章では、具体的なおすすめの防汚塗料や、それぞれの特徴について詳しく紹介します。
3. 実際の施工事例
防汚性の高い塗料を選ぶことで、外壁の美観を長期間維持し、メンテナンスコストを抑えることができます。ここでは、岡山で実際に行われた施工事例を紹介し、どのように防汚塗料が効果を発揮したのかを詳しく解説します。さらに、施工後に外壁を清潔に保つためのメンテナンスのコツについても紹介します。
3-1. 岡山での外壁塗装成功事例
事例:岡山市内住宅での外壁塗装(フッ素塗料使用)
【施工前の課題】
- 外壁に黒ずみやコケが目立つ状態
- 外壁にひび割れの発生
- 塗装の劣化により、防水機能が低下
【施工内容】
- 既存の汚れを高圧洗浄で徹底的に除去、ひび割れ補修
- 下塗り(プライマー)を塗布し、塗料の密着性を向上
- 防汚性の高いフッ素塗料を2回塗りで仕上げ
【施工後の効果】
- 外壁の汚れがつきにくくなり、美観を維持
- ひび割れ補修後に外壁塗装を行う事で、建物躯体に雨水の浸入を防ぐ
- 施工から5年経過後も、ほとんどメンテナンス不要で美しさを維持
【お客様の声】
計画通りに施工が進んで感謝。アフターフォロー含め、今後ともよろしくお願いいたします。
3-2. メンテナンスのコツ
防汚塗料を使用していても、長期間にわたって外壁を美しく保つためには適切なメンテナンスが必要です。以下では、メンテナンスの基本的なポイントを紹介します。
① 定期的な水洗いを実施
防汚塗料は汚れが付着しにくい特徴を持っていますが、完全に汚れを防ぐわけではありません。年に1〜2回程度、ホースや高圧洗浄機を使って水洗いすることで、表面に付着したホコリや排気ガスの汚れを落とし、塗料の防汚効果を長持ちさせることができます。
水洗いのポイント:
- 強い水圧は避け、適度な水流で洗い流す
- 洗剤を使用する場合は、中性洗剤を希釈して使用
- 柔らかいブラシやスポンジで優しくこする
② 雨だれ汚れ対策
雨だれ汚れは、サッシや換気口の下に発生しやすいです。これを防ぐために、以下の対策を行いましょう。
- 雨樋の掃除を定期的に行う(詰まりを防ぐことで、雨水の流れをスムーズにする)
- 窓枠やサッシの上部に雨だれ防止テープを貼る(水滴が垂れにくくなる)
- 撥水コーティングを施す(汚れがつきにくくなり、雨水が弾かれる)
③ コケやカビの発生を防ぐ
特に日当たりの悪い北側の壁面は、湿気がこもりやすくコケやカビが生えやすくなります。以下の方法で対策を行いましょう。
- 周囲の植栽を適度に剪定する(湿気を抑える)
- 防カビ剤を含んだ塗料を定期的に塗布する
- 発生してしまった場合は、専用のカビ取り剤で清掃
④ 定期点検を実施する
塗装後5年〜10年のタイミングで、外壁の状態を専門業者に点検してもらうのがおすすめです。特に、防汚塗料の効果が薄れていないか、ひび割れが発生していないかを確認し、必要に応じて補修を行いましょう。
点検のチェックポイント:
✅ 汚れの付着状況(雨だれ、排気ガスの汚れ)
✅ コケ・カビの発生有無
✅ ひび割れや剥がれの有無
まとめ
岡山での施工事例を通して、防汚塗料の効果がどのように発揮されるかを紹介しました。また、施工後のメンテナンスを適切に行うことで、塗装の寿命を延ばし、美しい外観を長く維持することができます。
定期的な水洗いや点検を行いながら、外壁を清潔に保つ習慣をつけることで、より長期間にわたって塗装の効果を実感できるでしょう。
4. まとめ
防汚性の高い塗料を活用することで、外壁の美観を長期間維持し、汚れや劣化のリスクを軽減することができます。本記事では、防汚塗料の選び方や施工時のポイント、実際の施工事例、さらには施工後のメンテナンスの重要性について詳しく解説しました。
防汚塗料にはシリコン塗料・フッ素塗料・光触媒塗料・無機塗料などさまざまな種類があり、それぞれに特徴や適した用途があります。自宅の環境や予算に合わせて最適な塗料を選ぶことが、外壁の美観を長持ちさせるポイントとなります。また、耐久性とコストのバランスを考慮することも重要であり、初期費用だけでなく長期的なメンテナンスコストも考えたうえで塗料を選択することが大切です。
施工事例では、岡山の住宅での成功例を紹介しました。フッ素塗料を使用した住宅では、雨だれやコケの発生を抑え、美観を維持することに成功しました。こうした実績を参考にすることで、より納得のいく塗料選びができるでしょう。
さらに、塗装後も適切なメンテナンスを行うことで、塗料の効果を長持ちさせることが可能です。特に、定期的な水洗いや雨だれ対策、コケ・カビの予防を実施することで、汚れの蓄積を防ぎ、塗膜を良好な状態に保つことができます。また、5年〜10年ごとの点検を行い、必要に応じて専門業者にメンテナンスを依頼することも大切です。
防汚塗料の導入を検討している方へ
外壁の汚れに悩んでいる方や、これから塗り替えを検討している方にとって、防汚塗料は非常に有効な選択肢です。塗料選びから施工、メンテナンスまでを適切に行うことで、美観と機能性を兼ね備えた理想的な外壁を実現できます。岡山市で外壁塗装を検討している方は、防汚性の高い塗料を選び、長く快適に過ごせる住環境を整えましょう。
塗装に関するご相談や、具体的な施工方法について知りたい方は、ぜひ専門業者に相談し、自宅に最適な塗料を選択してください。適切なメンテナンスと組み合わせることで、美しい外観を長く維持することが可能となります。
塗人では、岡山でお客様にピッタリの塗装プランを提案しています。
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